羽衣さん、夏島【晩夏】
チェンジ
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バラバラになったキテの身体が部屋中に散らばっていた
真ん中の椅子に座りローはテーブルに置かれた首だけになったキテから情報を聞き出していた
「なるほどな…」
「たっ頼む!これで全部だ!!
ンタシを元の身体に戻しぃてぇぇええええ!!」
「なんだ?俺が質問したことだけに答え…」
「誰だ!私のお尻を踏んだのは!?」
『りょーッ!!』
「タヌキ!?なんでこんなとこにいるだ!
船番は?ベポはどうした?」
戦いで崩れ落ちた天井から降ってきたタヌキがちょうど床にあったキテのお尻を踏んだのだ
突然のタヌキの登場にローも驚きを隠せない
「ンナタは昼間のジャリガールぅ!?
よくもンタシのうつしぃぃい゛い゛だだだッ!!!」
『うるさい』
タヌキの容赦ない一撃によりキテの意識は途切れた
まあ聞きたいことは聞き出せたとローは何も言わない
『りょー!それが!かいぐんのやつらが、ここにくりゅって!それがきこえてて!えっと…それで、それでッうわっ!?戻った…?』
ローが持っていたのは、キテの左手だった
聞き出したばかりの能力の解除方法で、ペチリとタヌキの額に当てるとみるみるうちに元の姿に戻った
ちょっと残念だが、この状況では仕方ない
「落ち着け」
『大変なの、ロー!海軍が“クマさん”って人、殺そうとしてる!!』
「なに…?」
どうやら1度、クマさんとやらと話す必要があるな
「タヌキ、案内しろ」
『うん』
ローに言われタヌキは耳を澄ましクマさん居場所を探る