羽衣さん、夏島【残暑】
チェンジ
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「元の潜水艦から心臓部のイカしたディーゼルエンジンをぶんどってきた!
発電機のバッテリーはこの町一番の最新モデルにしたから長時間の手術にも耐えられる
なんてたって、船底についた…」
「ぉおおおお!!!俺たちの船だあ!」
「ボディーのジョリーロジャー、前のままだ!」
「流石、そのセンスだけは褒めてやるぜ!」
「おい聞けよ!! 」
「てめぇの話は長いんだよ、機械オタク」
完成した船に眼を輝かせ次々と乗船していく
誰もクマノミの話なんて聞いちゃいない
タヌキもローの後をついていくが、その目線はきょろきょろと定まらない
見兼ねたローがタヌキの手を掴み中を進む
自室よりも先に手術室を見にいき、ほぅと息をもらしたローも満足げだ
その横でタヌキもなんだかわからないが、すごっともらした
そして船長室
船長室の隣にある扉を開ければそこはタヌキの個室だった
室内にある扉を開ければ隣にある船長室へと繋がる
ローはいらないと言ったのだが、女の子なんだからとクマノミの心遣いだ
小さいながらプライベートスペースとしては十分だろう
タヌキの部屋から隣にある船長室へ入った目の前には、ユニットバス
『お風呂!!』
「小さくてごめんね」
『全く問題ないよ!』
これにタヌキは大はしゃぎ
海の上での限られた真水と潜水艦という限られた空間を上手く利用したクマノミの腕は本物だ
クマノミに抱きつく勢いだったのを、ローが腕の中に閉じ込めた
他のクルーも想像以上の出来に大喜びで、クマノミは揉みくちゃにされた
ハートの海賊団の新しい船が着水となった