羽衣さん、夏島【残暑】
チェンジ
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「気に入らねぇ」
先日のハートの海賊団の功績はあっという間に町中に広まり、ローの元に沢山の設計図が持ち込まれた
是非うちを使ってくれとのことだが、ローのお気に召すものはない様だ
「まあ外装は上塗りも出来るが…あとはあるのは」
「待て…コレにする、気に入った」
「兄ちゃん、目の付け所がいいね!
そいつは、クマさんが設計したんだ」
「!!!、ちょっと待て!なに勝手なことしてんの!」
「騒ぐな、傷が開くぞ」
「そんなこと言ったって、船長
まだなにも手をつけてないし…」
死を覚悟したクマノミが手の動くまま理想を描いた設計図だ
そりゃクマノミだって作れたらこの上ないと思う
「通常のものより時間も費用もかかるんだよ?
先を急ぐんなら」
「待つ…目の前にこんないい船があるんだ
手に入れなくてどうする」
「……ッ!!」
「お前俺の言うことなんでも聞くんだろ?」
「だからそれは仲間になれってことでしょ?」
「少し手直しを願いたい
手術室と診察室がいる」
「ねぇ」
『お風呂もほしい!』
「ねぇってば!」
「あ!測量室も!!」
「ぁあ!くそ!わかった、わかったよ!!」
「何度も言わせるな
騒ぐな、傷が開く」
「シュクラおじさん…クマさん楽しそうだ」
「そうだな…」
日の下で二本足で立っている
目の前で起こった奇跡にドーリィは頬の緩みを抑えきれなかった
「ありがとう!お兄ちゃんたち!まるで神様みたいだ!」
「だから何度も言わせるな…俺たちは海賊だ」
その日のうちにローから受けた内装の変更の受注に街の技術者が総出でで取り掛かった