羽衣さん、夏島【初夏】
チェンジ
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シュクラの話では、新しい船に決めるにもこの島の設計士は予約制とのことで最短で3日という
その間にタヌキとベポにかけられた能力を解くこととなった
「クマさんなら北タタラバにいるよ」
「たたらば…?」
『てちゅをちゅるところだよ、べぽ』
「○*°#%!!」
「イッカク、少し落ち着け!」
「昔のタタラバを改造して今はそこにいるはずだ
あいつは、昔から機械や鉄鋼が好きだった」
「あの馬鹿でかい建物か」
シャチとペンギンが追ったキテが入っていった建物だ
「そのクマってやつには用はねぇ
3班に分かれる
1班は表から、2班は裏から入る、3班は船番
そのキテってやつを見つけたら小電伝虫で連絡しろ」
『わかった!』
「あいあい、きゃぷてん!」
「タヌキとベポは3班、船に残れ」
「『!!!』」
なんでどうしてという足元での抗議は聞き入れてすら貰えず、ローは残りのクルーを振り分ける
「その格好じゃ仕方ねーって」
「今回は大人しく、な」
ぽんぽんと頭を撫でてくるクルーの子供扱いも1人と1匹を苛立たせた
タヌキの不機嫌そうに揺れる尻尾を見ながらチャンスだと思ったのはイッカク
よくラッコといっしょに船番になるイッカクは、ここぞとばかりにタヌキと仲良くなろうと思った
そして、珍しいタヌキの姿を隠し持った映像電伝虫に収めるんだと
「まっ、まあ!2人とも今回はッ」
「なにしてるイッカク、お前は俺といっしょに1班だ」
「!!!」
いつもはそんなこと絶対にしないのに…!!
自分の思いを読まれたかのようなローの采配にイッカクは映像電伝虫を持った手を強く握りしめてコクリと頷いた
タヌキの姿を収められないのは大変に残念だが…せめて、船長の勇姿をこの目に焼き付けてやる!