羽衣さん、交流
チェンジ
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ハートの海賊団より一足早く出港したキッド海賊団
船内は落ち着きを取り戻していたが、キラーは出航した島をずっと見ていた
「………」
「?、おいキラー?」
「……可憐だ」
「どうしッうぉ!?」
声をかけたキッドの肩をキラーが急に掴んだ
「キッド、この間の賭けだが八尾をうちで飼おう!」
「はあ!?またかよ!!」
「なんでも言うことを聞くと言ったのはお前だ!」
この間の暇つぶしの賭けの景品をこんなところで出してくると思っていなかったキッドは大きく動揺した
また、と言ったキッドの言葉通り、キラーはこの航海で島に立ち寄るたびに動物を飼いたいと乗せてくれと言い出すのだ
前はチョコの匂いがする鳥、その前は胴がやたら長い犬…船に乗りそうな生き物ならまだマシだ
キッドはその度になんとか止めてきた
いつもは刀を握るキラーの手にはブラシ
「お前ッ!それは前の島で捨ててこいと言ったはずだろ!」
キラーからブラシを奪い取ると、海へと投げ捨てた
最近熱心に新聞と手配書を読んでいたと思ったら、こうゆうことだったのか
たしかに戦力として見るなら先程の戦いを見ても八尾は申し分ない
しかし、あのハートの海賊団の八尾だ
面倒くさいことこの上ない
一度でも許せばあれもこれもと言ってくるに違いない
今度はキッドが頭を痛める番だ
「…俺は面倒はみねぇぞ」
「あぁ、ご飯も手入れも俺がちゃんとする」
「…もう出航済みだ、今度にしろ」
「なんでもと!お前が言ったんだ!!」
おいおいマジかよ
こうなったキラーは本当にめんどくさい
察しのいいクルーたちはまたかとさっさと船内へ戻ってしまった
助けてはくれないようだ
それから、しばらくキッドはキラーを説得することになった
これなら海軍の相手をしていた方が楽だ