羽衣さん、出逢う
チェンジ
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『くそ!覚えてろよ!!』
C級のセリフを吐きながら、窓から逃げ帰ればお仕事終了だ
途中怖い人入ってきたけど大丈夫だよね
これから一晩、お姫様は配管工の息子と濃厚な?一晩を過ごすらしく、つまり給料日は明日
一晩暇を潰さないといけないわけで
「うぇぇん、キャプテーン、みんなー!!
どこ行っちゃったのー?」
どうしようかとタヌキが歩いていると前のけもの道に白い熊が泣いている
ん?森のくまさん?
迷子の迷子のくまさん?
それはこねこさん?
タヌキは思わず声をかけた
『大丈夫?』
「!!、誰?」
『私、タヌキ
くまさんは迷子の子猫さん??』
「?、コネコさんじゃないよ、オレはベポ
仲間と逸れちゃったんだ…」
『そっか』
すっごいファンタジーっぽい
仲間は森の仲間たちだろうか
この世界の動物は喋るんだ、すごい!
タヌキは感動した
「…タヌキはオレが怖くないのか?」
『なんで?』
「だって、オレクマだし…喋ってるし」
…どうやら、この世界の動物が喋ることは普通ではないみたいだ
少し肩を落とすとタヌキはじっとベポを見つめた
タヌキのよく知る妖怪はもっと見た目も中身もよろしくないものも沢山いた
くまがしゃべっていることに感動はしても、怯えることはない
『あっそっか…うーん』
ボフッ
もふもふに悪いやつはいない
「わわっ!タヌキ?」
『ベポは別に私を襲わないでしょ?』
「女の子を襲うなんてしないよー!」
『なら怖くないよ
ベポは、お友達と逸れた時の待ち合わせの場所は決めてないの?』
「あっ、そっか!船に戻ればいいんだ!」
『船?港に出たいの?』
「うん!」
クマさん、船運転できるの?
素敵!!
ファンタジーな世界にタヌキのテンションは上がっていった
もしかしたらこの世界は最高なのかもしれない
『じゃあ、連れてってあげる』
「いいの?」
『うん、どうせ暇だし』
「ありがとう!!タヌキ」
どこの世界も可愛いは正義だ