羽衣さん、秋島
チェンジ
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歓迎ムードから一転、タヌキたちは薄暗い牢屋へと移された
「ちぇーやっぱりこうなるのかよ」
「安心するだろ?」
執刀医のローは別室へと別れ、この部屋に閉じ込められ手錠をはめられたタヌキたちはまるで人質のようだった
「買った食材、先に船に持っていっとくんだった…」
「お前は少しは船長の心配をしろ」
「タヌキ?」
『ローが大人しくしとけって』
扉の方で耳を澄ましていたタヌキが言う
ベポたちの耳にはなにも聞こえなかったがタヌキが言うのならそうなのだろう
偉大なる航海に入っても尚、タヌキほど耳の良い人間にまだ出会ったことがない
タヌキがいっしょということでラッコは安心していた
味方ならこれ以上頼もしいことこの上ない
「おい…でろ…」
数時間程度たったころだろうか、姫の側近のタローがタヌキ達を部屋から連れ出す
連れられてきたのは図書館だった
「1時間だ…1秒でも過ぎることは許さん」
入り口を塞ぐようにたつ屈強な男
部屋の真ん中ではローが本を読んでいた
「で、俺たちはなにを?」
ペンギンがローに話しかける
「あぁ…探してもらいたいものある
あの姫の病気の原因…“コニ”についての記述だ」
もうすでに原因を突き止めたローの指示で千を越す本の山から探し物をすることになった