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ザーーザーー
天気は雨でも僕の心は晴れやかだ!
なんてたって僕はついに決めたんだ!!
よーーしッ!
あの人の名前をきくぞー!!
っと、君!
そんなトコにいたら邪魔だよ!
僕の店は雨宿りするためにあるんじゃいんだからね!
さてさてさてぇ
あの人は向かいの花屋さんで働いているらしい…
ひどいやファナさん、僕にはそんなコト一言も言ってくれなかったじゃないか
何回も会いに行こうと思ったんだけどね、僕が行こうとすると奴が来るんだ!
あのレンチ野郎…彼女が迷惑しているのがわからないのか
まったく
しかーーーし!
今、奴の姿はない
イコーーール!
チャーーーーンス!!
「すっすいません!すいませんッ!」
「はいはーい、そんなに大声ださなくても聞こえてますよ」
出てきたのはファナさんだった
「おや、アンタが来るなんて珍しいねぇ」
「そっそうですか?」
「そうだよ
花なんて必要性を感じないってずっと言ってきてたじゃないか」
「誰だそんな失礼なことを言う奴は!許せないな、こんなにも素晴らしいのに」
「いやアンタだよ
で、買うのかい?買わないのかい?」
「…じゃあ、これとこれとこれを」
長居すると怪しまれるしな
僕はクールでお年寄りにも優しい男だからな
ケチだと思われたくないから花も買っておく
ふっ、彼女のことも思えばこの花も美しいぜ