不死逢わせ
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「シャフトさん……あれは…」
「あぁ、あの人はタヌキさんといってこの近くの花屋で働いているんだ」
「いや、俺たちが言っているのはそっちじゃなくて!」
「俺たちの気のせいすかっ!?」
「グラハムさんからハートが溢れ出てるのが見えるんですけど!!」
どうやら俺だけじゃなかったみたいだ
ガヤガヤとうるさい事情を知らない仲間
そりゃそうだ
見知らぬ女の子がグラハムさんと対等に会話しているのだから
グラハムさんと会話しているというだけでもただ者ではないのに、グラハムさんはその女の子にハートを飛ばしている
上司が幸せになるのは普通に祝うが、相手の彼女のことを思うと素直に喜べない
同情したくなってくる
あんな人に惚れられてしまった普通の彼女を
本人が気づいているかは置いといてだが
きっと普通の生活には戻れなくなってしまうだろうから
でも、心の底から楽しそうにグラハムさんと笑いあっているタヌキさん
そんなタヌキさんなら大丈夫じゃないかなと思ってしまう
「でも二人ってなかなかお似合いじゃないですか」
「そうそうタヌキさんといるとグラハムさんもおとなしいし」
「そういやグラハムさん、まだなにも壊してませんね」
「ホントホント!まだ殴られてないんだぜ!オレタヌキさんのことが女神かなんかじゃねーかと思うよ」
全くの同意
ただただ俺の負担が減ることを願うばかりだ