幸せ
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「タヌキ!!待ったか?」
『ううん大丈夫だよ、私も今きたトコだから…でもグラハム、重いから降りてくれると嬉しい』
はいはいはーい!!
私、こうフワフワァっとしか考えてなかったんだけど!
デートの定義ってなんですか!?
なにすればいいか分からないよ!
「?、タヌキどうした?」
『…いやなんでもないよ、じゃいこうか?』
みなさんがうまい具合にグラハムを誘ってくれたが…
なんか普通に散歩みたいになってるんだけど!
どっどうすればいいんだ!?
ギュッ
『!!』
「よしっいくか!」
『…うんっ//』
ナチュラルに手を繋がれた
いつもと変わらないグラハムに逆に戸惑う
っていうか、意識してるの私だけ?
「いい車だーチクショーバラしたくなってきたな」
道端にある車を見ながらいつものセリフをつぶやいた
『はいはいグラハムバラしちゃ駄目だよ』
「ぁぁあ、悲しい…悲しい話だ
こんなにも近くにあるのにばらせないとは…」
ははぁん、もしかしてこれはデートじゃないな
…そっか、いつもどおりでいいんだなこれ
みんながデートデートいうから緊張してただけなんだな
そう思ったら心がスッと軽くなった
『でもグラハムがバラしてたら私が寂しくなっちゃうじゃん』
一人放置で、周りからの好奇の目…
いや、他人の目はだいぶ慣れたけど…
コッチきてからそんなものがクソのように扱う人が多かったから…
バラしてるの見てるのも楽しいちゃ楽しいけど…だって人間技じゃないものが見れるんだもん
でも、放置は寂しすぎる!
「……そっか!ならやめよう!」
『あっ!ねぇねぇグラハム!!アイス食べよアイス!!』
「アイスか!よし食うか!!
タヌキ、なにがいい?」
『うーん、ここはバニラかな…あっでもチョコもおいしそ―』
「よしっ!おっちゃん!バニラとチョコくれ!!」
『えっ、でもグラハムは…?』
「二人で食えばいいだけだろ?」
『!!、そっかそうだよね!』
『おいしー!!』
2人でアイスを食べてる時、グラハムがノーモーションで手に持っていたレンチを投げた
『?グラハムどおしたの?』
「いや…なんか変な視線を感じたから投げといた」
『?、ふーん』
グラハムの行動に理由なんて教えてもらってたらキリがないし、8割方突発的な何かだから大体気にしていない
「なぁ、タヌキ楽しいか?」
『もちろんっ!!』
グラハムが一緒だからどこにいても楽しくなっちゃう
恐れるものがないんだからそりゃ楽しくなるよ
ハハッ、コッチきてから私ちょっとおかしくなったかも
それもグラハムのおかげかな
いつもとかわらない、ちょっと遠出しただけ…
これじゃ日常
もしこれがデートというなら…これじゃ毎日がデートしてるみたいじゃん//
熱くなった顔を冷やすようにアイスを食べた