幸せ
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手首がイタイよ
心もイタイよ
銃なんて、テレビや映画でしか見たことがないよ
ましてや本物なんてムリだよ!
ガンドールの事務所だと思われる場所に連れてこられ(ジャズホールを通ったから間違い無いと思う…)、手を縛られた
ラックさん、キースさん、ベルガさん…
あんだけ会いたかった人なのに、今は目も合わせることが出来ない
向けられるプレッシャーで心なしか震える
コレが殺気なのかなんなのか、私にはわからないけど…
彼らが、マフィアだと身にしみて感じる
「これは、あなたのですか?」
白い粉のことだ…
緊張で声がでないので、首を横にふった
だって、ほんとに怖いんだよ!!
「………フゥ」
ビクッ
ため息つかれたぁああぁ
喋らないから怒らせちゃった!?
「もういいじゃねーか、ラック外してやれよ」
「でもベル兄…一応、容疑者だし」
「ホントにそいつが犯人だと思ってんのか?」
「それは…ぁあっ、キー兄、勝手に解かないでよ!」
シュルっと巻かれた縄が解かれた
『あっ…ありがとう…ございます』
「………」
キースさんは無言で頭をなででくれた
これは…助かったのか…?
「ラックさーん、こっち終わりましたよー
次はどうしますかぁ」
青年が奥の部屋からあらわれた!
青年の手には血塗れた鋏が握られている
『!?!』
私はとっさに一番近くにいたキースさんの後ろに隠れる
生やべぇえぇぇ
笑顔で血塗れた鋏持つことがこんなに怖かったとは…恐ろしい
「あれぇ?どちらさんですか?」
ちっ近づいてくるっ
切られちゃうのか!?私切られちゃうのか!?
「チックさん、血を洗い流してください、怯えてますから
今日の仕事はあれで終わりです」
「はーい、わかりました
キレイにしてきますね」
どうやら無傷でいれたようだ
「このカバンのことやあなたのこときかせてもらいますね」
先程よりも、優しい口調で言ってくれる
そして、コトリと音がして、そちらを見ると紅茶が置かれている
もう一度ラックさんの方を見るとニコリと笑い、立ち話も何ですからと座らせてくれた
…初対面の私が言うのも何だが、この兄弟はやっぱりマフィアに向いていないのだろう
紅茶に手をつけられずに、視線がキョロキョロと向いてしまう
疑惑をなくさないといけないのに
「まず、名前を伺ってもよろしいですか?」
『タヌキです…タヌキ・モコモコ』
大丈夫だ、落ち着くんだ自分!
しっかり、ファーストネームから名乗ったし
「タヌキさんですか
タヌキさんは日本人ですね」
『∑、なんで…わかったんですか?』
西洋人にとって、日本人も中国人も、東洋系は見分けがつきにくいっていうのに
まさか、ラックさんも悪魔疑惑っ!?
「すいません…悪いと思ったんですが、開けさせてもらいました」
リュックだ
そして、ラックさんの手には私の財布が
あいにく、財布には金欠でほとんど金が入ってない
最近の女の子は金欠なの!
でも、カードや身分証明などなど…私が日本人だという証拠がある
マルティージョにヤグルマさんがいるんだ、少なからず日本語を知っててもおかしくないよね
せっ生年月日とか見られただろうか!?
でも、そこについて質問がないってことは気づいてないってことだよねっ、そうだよね
あっ、リュック見たってことは他のも見たってことだよね
「それにしても変なもんがいっぱいだな
なんだ…コレ?」
『そっそれはっ』
携帯ですっ
あぁ、そんな乱暴にっ
ポチャンっ
「あっ、ワリィ」
『…いえ、お気になさらずに』
ベルガさんが携帯をコップの水の中に落としてしまった
落とすならまだしも、コップの中にピンポイントで落とすとは…悪気がない分怒れない
悪気があっても怒れないんだけどねっ、マフィア相手にそんな大層なことできないよ
ビチョビチョの携帯を渡される
ディスプレイは真っ黒
……ケチらないで防水の買えばよかった
まぁ、ここにいる限り携帯は使えないけどさっ
ベルガさんはそれ以上言及しないでくれた
それどころか、ワシャワシャと頭をなでた
彼なりの謝罪だろう
ラックさんも苦笑いだ
キースさんは相変わらず無表情だった
「そういえば、なぜタヌキさんは、私の名前を知っていたんですか?」
『ふぇ?』
しまった、私はあの時ついラックさんの名前を読んでしまっていた
見ず知らずの、しかも日本人…ここの住民ではない人が自分の名前を知っていたら不気味だろう
ストーカーや、裏の仕事やってる人だと思うよね
『…ロッロニーさんから聞いていてっ
一回、ロニーさんに助けてもらったんですけど、あそこにいけば粉のことが解決するといわれたので』
よく言った私っ
どもりながらだったけどよくやった!!
生きてきた中で一番、頭をつかったぞ
「ロニー…あぁロニー・スキアートか」
納得したように言ったベルガさんにコクコクと頷く
キースさんもラックさんも納得したようだ
おそるべき、ロニーさんの力
「分かりました
それでは、なぜそのカバンをもっているんですが?」
『男の人とぶつかったんです
それで、私のと間違えて持ってったみたいで…それで』
「まちがえて、貴方の手にわたったと」
『はい』
自分で聞いてもなんかウソっぽいな
いや本当だけねっ
「ふむ…そのぶつかった男性の特徴とかは覚えてますか?」
『特徴ですか?………すいません』
覚えてません
だって、すぐに怒って行ってしまったし…
「それって、もしかして短髪で背はこのくらいで、こーんな目の人じゃありませんでしたか?」
『えっ、そーだったような気も…』
いきなり会話にはいってきたチックさん
さっきとは違い返り血もない
普通の好青年だ
「チックさん…」
「だって、さっきの人も言ってましたよ
"怪しい女に奪われた"って」
「やはりそうでしたか」
…やはりってなんですか
頭にハテナマークを3つくらい浮かべて、ラックさんとチックさんを交互に見る
キースさんもベルガさんも興味ないのか、優雅にコーヒーを飲んでいた
『あのその男の人って…』
「君とぶつかった人だろうねー」
ニコニコと言い放った
じゃあ、その人はチックさんの拷問にかけられて
ひぃっ
一気に顔の血の気が引く
心もイタイよ
銃なんて、テレビや映画でしか見たことがないよ
ましてや本物なんてムリだよ!
ガンドールの事務所だと思われる場所に連れてこられ(ジャズホールを通ったから間違い無いと思う…)、手を縛られた
ラックさん、キースさん、ベルガさん…
あんだけ会いたかった人なのに、今は目も合わせることが出来ない
向けられるプレッシャーで心なしか震える
コレが殺気なのかなんなのか、私にはわからないけど…
彼らが、マフィアだと身にしみて感じる
「これは、あなたのですか?」
白い粉のことだ…
緊張で声がでないので、首を横にふった
だって、ほんとに怖いんだよ!!
「………フゥ」
ビクッ
ため息つかれたぁああぁ
喋らないから怒らせちゃった!?
「もういいじゃねーか、ラック外してやれよ」
「でもベル兄…一応、容疑者だし」
「ホントにそいつが犯人だと思ってんのか?」
「それは…ぁあっ、キー兄、勝手に解かないでよ!」
シュルっと巻かれた縄が解かれた
『あっ…ありがとう…ございます』
「………」
キースさんは無言で頭をなででくれた
これは…助かったのか…?
「ラックさーん、こっち終わりましたよー
次はどうしますかぁ」
青年が奥の部屋からあらわれた!
青年の手には血塗れた鋏が握られている
『!?!』
私はとっさに一番近くにいたキースさんの後ろに隠れる
生やべぇえぇぇ
笑顔で血塗れた鋏持つことがこんなに怖かったとは…恐ろしい
「あれぇ?どちらさんですか?」
ちっ近づいてくるっ
切られちゃうのか!?私切られちゃうのか!?
「チックさん、血を洗い流してください、怯えてますから
今日の仕事はあれで終わりです」
「はーい、わかりました
キレイにしてきますね」
どうやら無傷でいれたようだ
「このカバンのことやあなたのこときかせてもらいますね」
先程よりも、優しい口調で言ってくれる
そして、コトリと音がして、そちらを見ると紅茶が置かれている
もう一度ラックさんの方を見るとニコリと笑い、立ち話も何ですからと座らせてくれた
…初対面の私が言うのも何だが、この兄弟はやっぱりマフィアに向いていないのだろう
紅茶に手をつけられずに、視線がキョロキョロと向いてしまう
疑惑をなくさないといけないのに
「まず、名前を伺ってもよろしいですか?」
『タヌキです…タヌキ・モコモコ』
大丈夫だ、落ち着くんだ自分!
しっかり、ファーストネームから名乗ったし
「タヌキさんですか
タヌキさんは日本人ですね」
『∑、なんで…わかったんですか?』
西洋人にとって、日本人も中国人も、東洋系は見分けがつきにくいっていうのに
まさか、ラックさんも悪魔疑惑っ!?
「すいません…悪いと思ったんですが、開けさせてもらいました」
リュックだ
そして、ラックさんの手には私の財布が
あいにく、財布には金欠でほとんど金が入ってない
最近の女の子は金欠なの!
でも、カードや身分証明などなど…私が日本人だという証拠がある
マルティージョにヤグルマさんがいるんだ、少なからず日本語を知っててもおかしくないよね
せっ生年月日とか見られただろうか!?
でも、そこについて質問がないってことは気づいてないってことだよねっ、そうだよね
あっ、リュック見たってことは他のも見たってことだよね
「それにしても変なもんがいっぱいだな
なんだ…コレ?」
『そっそれはっ』
携帯ですっ
あぁ、そんな乱暴にっ
ポチャンっ
「あっ、ワリィ」
『…いえ、お気になさらずに』
ベルガさんが携帯をコップの水の中に落としてしまった
落とすならまだしも、コップの中にピンポイントで落とすとは…悪気がない分怒れない
悪気があっても怒れないんだけどねっ、マフィア相手にそんな大層なことできないよ
ビチョビチョの携帯を渡される
ディスプレイは真っ黒
……ケチらないで防水の買えばよかった
まぁ、ここにいる限り携帯は使えないけどさっ
ベルガさんはそれ以上言及しないでくれた
それどころか、ワシャワシャと頭をなでた
彼なりの謝罪だろう
ラックさんも苦笑いだ
キースさんは相変わらず無表情だった
「そういえば、なぜタヌキさんは、私の名前を知っていたんですか?」
『ふぇ?』
しまった、私はあの時ついラックさんの名前を読んでしまっていた
見ず知らずの、しかも日本人…ここの住民ではない人が自分の名前を知っていたら不気味だろう
ストーカーや、裏の仕事やってる人だと思うよね
『…ロッロニーさんから聞いていてっ
一回、ロニーさんに助けてもらったんですけど、あそこにいけば粉のことが解決するといわれたので』
よく言った私っ
どもりながらだったけどよくやった!!
生きてきた中で一番、頭をつかったぞ
「ロニー…あぁロニー・スキアートか」
納得したように言ったベルガさんにコクコクと頷く
キースさんもラックさんも納得したようだ
おそるべき、ロニーさんの力
「分かりました
それでは、なぜそのカバンをもっているんですが?」
『男の人とぶつかったんです
それで、私のと間違えて持ってったみたいで…それで』
「まちがえて、貴方の手にわたったと」
『はい』
自分で聞いてもなんかウソっぽいな
いや本当だけねっ
「ふむ…そのぶつかった男性の特徴とかは覚えてますか?」
『特徴ですか?………すいません』
覚えてません
だって、すぐに怒って行ってしまったし…
「それって、もしかして短髪で背はこのくらいで、こーんな目の人じゃありませんでしたか?」
『えっ、そーだったような気も…』
いきなり会話にはいってきたチックさん
さっきとは違い返り血もない
普通の好青年だ
「チックさん…」
「だって、さっきの人も言ってましたよ
"怪しい女に奪われた"って」
「やはりそうでしたか」
…やはりってなんですか
頭にハテナマークを3つくらい浮かべて、ラックさんとチックさんを交互に見る
キースさんもベルガさんも興味ないのか、優雅にコーヒーを飲んでいた
『あのその男の人って…』
「君とぶつかった人だろうねー」
ニコニコと言い放った
じゃあ、その人はチックさんの拷問にかけられて
ひぃっ
一気に顔の血の気が引く
想像しただけで恐ろしい