不死逢わせ
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「貴様!何者だ!!」
「怪しいものですが敵じゃありませんよぉぉぉー?」
殺られた仲間のために、復讐するのは当然だよなぁ
むしろ仲間思いイイヤツがやることだ
つまり俺はイイ奴ってわけだ!!
いいねーいいねー、いい事するのは気持ちがいい
…チッ、もう終わりか
まあいい、ルーアのとこ行くか
「ぁあ゛ん…おまえ…」
客に見覚えのある奴がいた
「もしかしてタヌキか!?」
『えっ』
間違いない!!
タヌキだ!
なんていう偶然だよ!
「タヌキ!!タヌキじゃねーか!!
おいおいおいおいおいおいおいおい、何年ぶりダァ?
なに?おまえ元気にしてんの
いやぁ元気そうじゃねーかぁ
っていうか、なに?今日ひとりなの」
『あっうっ、ラッド……さ…ん?』
「なんだぁ?タヌキ、しばらく会わないうちにえらく他人行儀になっちまったなぁ
俺は悲しいよ!ほら、今まで通り兄貴でいいって」
『あっ兄貴っ!?』
周りを見渡してもヤツの姿はない
何だ今日はアイツはいねーのか
珍しいな…まあいいか
「ルーアも会いたがってたんだよ!
会うか?会うよなぁ、会うしかないよなぁ!!!」
『ちょっ!!』
役者が増えるのはいいコトだ
物語に厚みがでるし、なにより主役が引き立つだろ?
まぁ、殺されないようにはするさ
タヌキが殺されたら、俺があいつに何されるか分かったもんじゃないからな
「おいルーア!グッドニュースだ!!」
「どうしたの?ラッド?」
「おう!よーーーーく耳の穴かっぽじって聞けよ!
なんとなぁ、この列車にタヌキがいたんだよ!!」
「タヌキが?じゃあ、あの方も?」
「いや、あいつはいねーみたいだったぜ」
タヌキの話をすると嬉しそうにするルーア
仲よかったからなぁ
タヌキを置いてきた部屋に案内する
「…タヌキ?」
『あっお久しぶりです?ルーア、さん』
ルーアもタヌキに会えて嬉しそうだ
だが勘違いしてもらっちゃ困るよな
まだ序章しか終わってないんだからその笑顔はエピローグまでとっとかないといけねーぜ、なぁルーア
「おい、車掌室、車掌室にいくぞ!!」
『えっそれって、私もですか?』
「タヌキもこんな狭い部屋に引きこもってちゃ暇だろ!」
こんなにも楽しいのにタヌキも楽しませてやらねーとなぁ!!
これから、始まるんだからよー
楽しい…楽しいなぁ!おいおいおいおい!!
廊下を歩きながらも俺のテンションは上がる上がる!
車掌室に入ると素晴らしい光景が飛び込んできやがった
血だらけの車掌室になんか俺ワクワクしてきたよ!!
誰だよ、こんなことしたの!!
どうやったらこんな汚くグチャグチャに殺れんだよ!!
「あれ?タヌキやつどこ行きやがった」
「ほんと…どこ行ったんだろう…」
しゃーねーやつだ
すぐどっか行くとこは、アイツに似やがって…
せっかくこれからが楽しいのによー