危険なものをもつと周りの目が怖くなるよね

私がチキンとか関係ないよね…

あれはただの乾燥剤だと自己暗示をかけて、歩いています

絶対、乾燥剤ではないけどね、ないけどぉおぉ

目指すは、あの男の人とぶつかった所！！

結構歩いたからあやふやになっている地理を進む

だって他にどこ行けばいいかわかんないんだもん

きた道を歩いていると、タキシードをきた男性とドレスをきた女性が道端に倒れている

パーティーの帰りですか？

昼間ですけどね

と不審に思いながらもそこを通らないと道を抜けれないので進む

が、近づいてみるとどこかで見たような顔…


グーーーー


『∑！？』


私じゃないよ！？

ってことは…


……


…………


………………


………………………

「「美味しーーー」」

『そうですか、よかったです』


幸せそうに食べる二人に自然と顔もほころぶ

馬鹿騒ぎのバカップル、アイザック＆ミリア

お腹が過ぎすぎて倒れてたらしい

二人がいるということは、ここはBaccanoらしい

なんとうれしい話だ！！

どこかの青い服よろしく、私は興奮している


「ありがとー！助かったぜ」

「助かったよ」

「まるで女神のようだ！
あれだ、メシヤだ」

「救世主だね！」


それはメシアではないだろうか

お菓子３６５個食べきった二人は、私の手をにぎり、盛大にお礼をしてくれた


「俺はアイザック・ディアンで、こっちがミリア・ハーヴェント だ！」

「よろしくね！」

『よろしくお願いします、アイザックさん、ミリアさん
私、タヌキっていいます
モコモコ・タヌキです』

「そんな硬苦しくなくていいって」

「そうだよ！もう友達だからね！！」

『うん、わかった
アイザック、ミリア』


なんといい人達なんだ！！

なんか癒されるわ


「なんでもしてやるよ、なんてたって命の恩人だからな」

「…えっと、じゃあ、西暦教えてくれない？」


Baccanoだと知ったなら、重要だろう

恥を捨てて聞いたぞ

やっぱり、おかしいよ
何日か聞くのはともかく、西暦を聞くのは…


「せいれき…西暦か…あれ？何年だったけ？」

「えーとね、えーと…」


バカップルだった…


「そうだ！フィーロに聞けばわかるんじゃねーか」

「アイザック頭いい！！」


フィーロってあのフィーロだよね！？

なんて突拍子も無い


『今からですか！？』

「あったりまえだろ！」

「あったりまえだろ！」