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『フー、疲れた…あれ?』
仕事から帰ってくると、なぜだか知らないがドアの前に人が倒れていた
ここ私の部屋で間違いないよね
倒れている人たちをよく見ると、知った顔だった
『アイザックー、ミリアー』
「「………」」
うごかないただの屍のようだ…
じゃなくてっ!!
全くうごかないんだけど!?
脈、確認!!
……どうやら正常のようです
ふぅ、よかった
でもどうしよう
うごいてもらわないと、私部屋に入れないんだよ
「あ?タヌキ?おまえ、こんなとこでなにしてんだよ」
『あ、フィーロ』
フィーロも仕事帰りらしい
珍しいな普段はもっと遅いのに
『いやぁ予想外のお客様で部屋に入れなくて』
「こいつら…」
アイザックとミリアを確認したフィーロは呆れた顔をしている
「おい、お前ら邪魔だ
タヌキが困ってんだろ」
「「………」」
「……なんか言えよ」
『さっきからずっとこんな感じ』
フィーロは、呆れを通り越してため息をついてしまっている
「しゃーねなぁ、アイザックは俺の部屋に運ぶか
タヌキ、ミリアの方頼む」
『うん』
フィーロはアイザックを私はミリアを運ぼうとしたとき
グーーー
盛大な音が響き渡った
「殴ってもいいか?」
『うん、おもいっきり頼むわ』
「「おいしーー!!」」
『それはよかったです』
「ワリィな、俺まで」
『いや、ついでだし
3人分も4人分も同じだよ』
食べ物の匂いがした途端目を覚まして、がっつく二人
あまりの勢いに若干引きながらも、自分の分に手をつける
「しっかし、小さいのにタヌキはがんばってるな
メシもうまいし」
「親の心境だね」
「フィーロもタヌキを見習えってんだ」
「うんうん、タヌキはまだこんなに幼いのにフィーロよりもしっかり者だよね」
「タヌキは俺と同い年だぞ」
「「ウッソー!?」」
『ハハッ……』
予想通りの反応ありがとうございます
「いやっそんなん知ってたしっ
当たり前ダロ!!」
なんで、そこで嘘を付くんだろう…
「ぇえ!!アイザック知ってたの!?」
ほら、ミリアも驚いているよ
「もちろんさ!俺がお前に見栄なんて張ったことがあるか?」
「うーん…いっぱい?」
「………」
「………」
「……とりあえずだ!タヌキはもう立派に一人前だ
ということは、俺達がなにも心配しなくてもダイジョーブってわけだ!!
なっ!タヌキ!!」
『うえっ!?』
バシバシと肩を叩かれる
とりあえず頷いといた
フィーロがオイとつっこんだのはスルーで
「でも、つらい時は頼ってくれてもいいんだぜ!
それじゃ、俺達行くわ」
あっさりと別れを切り出すアイザック
ミリアはラストスパートいわんばかりに、残りをかき込んでいた
「じゃあな、タヌキフィーロ
縁があったらまた会おう!!」
「また今度!」
ドアを壊す勢いで、去っていった二人
『たかられた?』
「間違いなくな」
『はぁ、まっいっか』
「いいのかよ」
だって、なんでか怒れないし
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