幸せ
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楽しかったクリスマスパーティーも終わり帰宅
プレゼントは結局ラックさんにも運んでもらった
フウと息を吐きベットに倒れこんだ
楽しかったけど疲れたァ
まぶたが重たいよ
シャワーあびなきゃ
重たい体を持ち上げてシャワーをあびにいく
しかし、振り向くとロニーさんがいた
優雅にコーヒーまでのんでいる
ここ私んちなんですけど
いつはいってきたんだ
「祝いだ」
渡してきたクリスマスプレゼント?
何も言わないのか、勝手に部屋に入ったことにたいして
『チケット?』
「楽しいだろ?」
このチケットに書かれているのはシカゴ行き
「帰りは30日だな」
そこまで言われてハッとする
そうか思い出した
何で忘れていたんだ
フライングプッシーフット号
この悪魔はその電車に乗れと言っているのだ
私を殺す気か
確かにフライングプッシーフット号に乗りたいなぁとか思ったこともなくはなかった、あぁそれは認めよう
でも、でもだ
こちらに来て3週間ちょっとになるわけだが!
そのなかで、私は学んだ
平和ってすばらしい
平和国日本で育った私には思った以上に大変な世界だ
……しかし気になる
いちファンとして抑え切れない思いだ
でも、でもでもでもでも
「おまえに拒否権はないがな」
その一言で、私の心の葛藤はあっけなく決着がついてしまった
よく考えてみればロニーさん相手に断れないよ
『…分かりました』
一応、物語の流れを知っているわけなのだから…大丈夫だよね…一応
折れそうなココロに自己暗示をかける
そうでもしなけりゃさっそくうつ状態だ
「ククッ」
『なに笑ってるんですか』
「なにが起こるかなんて分かったらつまらないだろ」
『…なにかしたんですか』
「俺は、何もしていない」
またも一言で私のココロをへし折った
『”俺は”?』
「なかなか感がいいじゃないか」
『……それって、”私は”どうなんですか』
私がここにいることによって、何かがねじれているかもしれない
そう思うと一気に不安になった
うぅ、お腹痛い
ロニーさんとしゃべると、心の奥の奥をナイフでめった刺しされた感じだ
普段は優しいんだけどね
「そこは大丈夫だ
ねじれるどうこうの問題じゃない
世界そのものが違うんだからな」
『世界…ですか』
パラレルワールドってやつなのか?
「確かにお前の知識は力になる
だが、力は力でしかない」
『…すいません、もっと簡単に言ってもらいませんか』
意味がわかりません
ちょっとかっこいい言葉だったけど、理解が乏しい私には分からなかった
「まぁ、ガンバレということだ」
バカにしてんのかこの悪魔は!!
あざ笑うかのように言ったので、言い返そうとしたが次の瞬間には目の前にいなかった
比喩ではなく本当にいなくなったのだ
不安だけ残していなくなったのだ
はぁ、妙に疲れた…
ラックさんたちになんて言おう…