幸せ
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『ごめんね…エルマー』
「コホッ…タヌキのせいじゃないよコホコホッ」
『辛いんなら無理して笑わなくてもいいよ』
『じゃあかわりに笑ってよ、タヌキ
ぼく、タヌキの笑顔が大好きなんだ』
まさか昨日のでエルマーが風邪をひいてしまうとは思わなかった
今まで出会った人たちはみんな私よりも丈夫だったから油断してた
もともと平均よりも小さかったエルマーの身体は、また一段と小さく見えた
…絶対しんどいよね
心配する私に対してエルマーは穏やかな表情だ
『エルマー?苦しくないの?』
「このまま死んだら幸せだなぁって」
『ばかなこと言ってないで早く寝なさい』
ペシリと叩いたエルマーの額は熱くて、エルマーの冗談には笑えなかった
「寝たくない…もっとタヌキと一緒にいたいんだ」
そう言って私の腕を掴んだエルマーの手はやっぱり熱い
「寝ちゃったら…タヌキがいなくなっちゃう気がして」
『…いなくならないよ』
「ほんと?」
『うん』
何度も何度も本当と聞いてくるエルマーに私も何度も何度も頷いた
そうやって、力尽きたエルマーは眠ってしまった
『…大丈夫』
私はエルマーを置いていなくならないよ
不安定なトリップ体質が本当にイヤになる
お願いだから、エルマーが起きるまでトリップしないで
うなされているエルマーが少しでも良くなるよう、少しでもこの不安がなくなる様に掴んだ手は離さなかった
少し楽になったのか落ち着いた寝息が聞こえて、少しホッとする
『〜〜♪』
無意識にでた鼻歌は、どこかで吸血鬼が歌っていた歌が移ってしまったようだ
「コホッ…タヌキのせいじゃないよコホコホッ」
『辛いんなら無理して笑わなくてもいいよ』
『じゃあかわりに笑ってよ、タヌキ
ぼく、タヌキの笑顔が大好きなんだ』
まさか昨日のでエルマーが風邪をひいてしまうとは思わなかった
今まで出会った人たちはみんな私よりも丈夫だったから油断してた
もともと平均よりも小さかったエルマーの身体は、また一段と小さく見えた
…絶対しんどいよね
心配する私に対してエルマーは穏やかな表情だ
『エルマー?苦しくないの?』
「このまま死んだら幸せだなぁって」
『ばかなこと言ってないで早く寝なさい』
ペシリと叩いたエルマーの額は熱くて、エルマーの冗談には笑えなかった
「寝たくない…もっとタヌキと一緒にいたいんだ」
そう言って私の腕を掴んだエルマーの手はやっぱり熱い
「寝ちゃったら…タヌキがいなくなっちゃう気がして」
『…いなくならないよ』
「ほんと?」
『うん』
何度も何度も本当と聞いてくるエルマーに私も何度も何度も頷いた
そうやって、力尽きたエルマーは眠ってしまった
『…大丈夫』
私はエルマーを置いていなくならないよ
不安定なトリップ体質が本当にイヤになる
お願いだから、エルマーが起きるまでトリップしないで
うなされているエルマーが少しでも良くなるよう、少しでもこの不安がなくなる様に掴んだ手は離さなかった
少し楽になったのか落ち着いた寝息が聞こえて、少しホッとする
『〜〜♪』
無意識にでた鼻歌は、どこかで吸血鬼が歌っていた歌が移ってしまったようだ
丸1日エルマーは眠っていたけど、私は一睡も出来なかった