月が欲しいと泣いている
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キラキラした目と
手入れをすれば光り輝くであろう金髪
『私、もこもこたぬき!』
「…松本乱菊」
『よろしくね、乱ちゃん』
「えっ?」
『乱菊だから乱ちゃん、ヘヘッ、かわいいでしょ?』
「………」
大きな目がさらに大きく開かれる
そこで、自分の上がりすぎてしまった気持ちに気づく
しまった
『あれ?もしかして嫌だった?友達は特別な呼び名で呼び合うって聞いて!私、同い年くらいの女の子と…そのお友達になったことないから…ごめんね…』
「……ううん、間違ってないわ
よろしく、たぬき!」
にこりと笑ったり笑顔はやはり可愛いくて
黒くてモヤモヤした感情が急に恥ずかしくなった
『うん!そうだ!今度2人で遊びに行こー
新しい着物問屋がね出来たらしいの!乱ちゃん可愛いんだからおめかししなきゃ!』
「ちょっとなんでボク、仲間はずれ?寂しいやん」
『だめ!女の子同士でいくからギンは来ちゃダメ!』
「なんやの、いけずー」
『乱ちゃん、絶対綺麗になるよ!私の目に狂いはないんだから!』
ギンが守ってあげたい理由も分かるし、私もまんまとハマってしまった
あーぁ、これでイヤな子だったら嫌味の一つや二つ言えるのに、そんなことも言えないくらいいい子だった
なんか私すっごくイヤな子だ
それに目をつぶるように彼女に明るく接する
大丈夫 大丈夫
私はいい子だから
かかさまがなくなった時に誓ったから
胸に秘めた気持ちも確信もない自信も
汗といっしょにぬぐい払った
目をこすったのは払った汗が目に入ったから
今日は暑い日だ
とてもとても暑い日だ
こんなにも胸が熱くなったことは初めてだ
手入れをすれば光り輝くであろう金髪
『私、もこもこたぬき!』
「…松本乱菊」
『よろしくね、乱ちゃん』
「えっ?」
『乱菊だから乱ちゃん、ヘヘッ、かわいいでしょ?』
「………」
大きな目がさらに大きく開かれる
そこで、自分の上がりすぎてしまった気持ちに気づく
しまった
『あれ?もしかして嫌だった?友達は特別な呼び名で呼び合うって聞いて!私、同い年くらいの女の子と…そのお友達になったことないから…ごめんね…』
「……ううん、間違ってないわ
よろしく、たぬき!」
にこりと笑ったり笑顔はやはり可愛いくて
黒くてモヤモヤした感情が急に恥ずかしくなった
『うん!そうだ!今度2人で遊びに行こー
新しい着物問屋がね出来たらしいの!乱ちゃん可愛いんだからおめかししなきゃ!』
「ちょっとなんでボク、仲間はずれ?寂しいやん」
『だめ!女の子同士でいくからギンは来ちゃダメ!』
「なんやの、いけずー」
『乱ちゃん、絶対綺麗になるよ!私の目に狂いはないんだから!』
ギンが守ってあげたい理由も分かるし、私もまんまとハマってしまった
あーぁ、これでイヤな子だったら嫌味の一つや二つ言えるのに、そんなことも言えないくらいいい子だった
なんか私すっごくイヤな子だ
それに目をつぶるように彼女に明るく接する
大丈夫 大丈夫
私はいい子だから
かかさまがなくなった時に誓ったから
胸に秘めた気持ちも確信もない自信も
汗といっしょにぬぐい払った
目をこすったのは払った汗が目に入ったから
今日は暑い日だ
とてもとても暑い日だ
こんなにも胸が熱くなったことは初めてだ