月が欲しいと泣いている
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暑い暑い、それはもううだるような暑さの日
アブラゼミがうるさいくらい鳴いていて、風鈴の音もしないくらい風もない
非番の日に、もはや神業ともいうべきお得意のサボりでギンが遊びに来ていた
何度言ってもやってくるギンに諦め、何度いっしょにたいちょーや副隊長、喜助…あげたらきりのない人たちに説教をくらったことか
「たぬきにあってほしい人がおんねん」
『あってほしい人?』
「おん、ボクの……大切な人!!」
『そう、なんだ…わかった!』
チクリとした痛みを無視して私は頷いた
ニコリと笑ったギンにポカリと心が暖かくなった
「ほな、いこ!」
ギュッと手を握られる
そんなことにもドキドキした
この間からなんだか変だ…
ギンが言葉にしないから私もなんだか言えなくなる
こんなこと喜助にも相談できなくて
1人自分の心に閉まったままだった
だから、ギンの…“大切な人”に動揺して
握られた手を少し強く握り返した
連れてこられたのは流魂街で
ギンと出会ったところともまた違う場所だった
そこにいたのは、とってもとっても目の綺麗な女の子だった
アブラゼミがうるさいくらい鳴いていて、風鈴の音もしないくらい風もない
非番の日に、もはや神業ともいうべきお得意のサボりでギンが遊びに来ていた
何度言ってもやってくるギンに諦め、何度いっしょにたいちょーや副隊長、喜助…あげたらきりのない人たちに説教をくらったことか
「たぬきにあってほしい人がおんねん」
『あってほしい人?』
「おん、ボクの……大切な人!!」
『そう、なんだ…わかった!』
チクリとした痛みを無視して私は頷いた
ニコリと笑ったギンにポカリと心が暖かくなった
「ほな、いこ!」
ギュッと手を握られる
そんなことにもドキドキした
この間からなんだか変だ…
ギンが言葉にしないから私もなんだか言えなくなる
こんなこと喜助にも相談できなくて
1人自分の心に閉まったままだった
だから、ギンの…“大切な人”に動揺して
握られた手を少し強く握り返した
連れてこられたのは流魂街で
ギンと出会ったところともまた違う場所だった
そこにいたのは、とってもとっても目の綺麗な女の子だった