月が欲しいと泣いている
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『ギン、たいちょーと副隊長が探してるよ?』
「たぬき、なんやもうみつかってもーた」
ギンを見つけるのもお手の物
サボるギンはいつも空を見上げていた
私には見えない何かをギンは探しているようだった
「副隊長が怒ってるよ
ギンがいないとたいちょーが仕事しないから…」
「おん…」
今日はいつなく元気のないギン
ギンはあまり自分のことを話さない
あの頃と変わらず言うのだ
自分は空っぽだと
『ギンは副隊長、苦手なの?』
「…なんでそう思うん?」
『なんとなく』
「なんやのそれ」
これ以上言ってもギンは答えないこと知っているから
ギンが苦しそうだからと言う言葉を飲み込んで
ギンの隣に座った
「連れてかなくてええん?」
『ここ気持ちいいねー』
「たぬきも人のこと言えへんねー」
『もう少ししたら連れてくもん』
暖かな日差しに包まれ時間も忘れてしまう
ずっとこの時間が続けばいいのになぁ
「こらーーー!たぬき、見つけたんならはよつれてこんかい!!!」
どうやって副隊長から逃げてきたのか
たいちょーに見つかってしまった
いつもより早い
こんなことならギンといっしょにサボらなければよかった
『…ギンのせいで怒られた』
「ボクなんもしてへんもん
たぬきが勝手にしたことやもん」
『ふぇーん、たいちょー!ギンがいじめるーー!!』
「ぉお〝!?おい!たぬきをいじめとったんか!罰として書類追加や!!」
「ちょ、たぬきそれはひきょーやって!!」
「たぬき、なんやもうみつかってもーた」
ギンを見つけるのもお手の物
サボるギンはいつも空を見上げていた
私には見えない何かをギンは探しているようだった
「副隊長が怒ってるよ
ギンがいないとたいちょーが仕事しないから…」
「おん…」
今日はいつなく元気のないギン
ギンはあまり自分のことを話さない
あの頃と変わらず言うのだ
自分は空っぽだと
『ギンは副隊長、苦手なの?』
「…なんでそう思うん?」
『なんとなく』
「なんやのそれ」
これ以上言ってもギンは答えないこと知っているから
ギンが苦しそうだからと言う言葉を飲み込んで
ギンの隣に座った
「連れてかなくてええん?」
『ここ気持ちいいねー』
「たぬきも人のこと言えへんねー」
『もう少ししたら連れてくもん』
暖かな日差しに包まれ時間も忘れてしまう
ずっとこの時間が続けばいいのになぁ
「こらーーー!たぬき、見つけたんならはよつれてこんかい!!!」
どうやって副隊長から逃げてきたのか
たいちょーに見つかってしまった
いつもより早い
こんなことならギンといっしょにサボらなければよかった
『…ギンのせいで怒られた』
「ボクなんもしてへんもん
たぬきが勝手にしたことやもん」
『ふぇーん、たいちょー!ギンがいじめるーー!!』
「ぉお〝!?おい!たぬきをいじめとったんか!罰として書類追加や!!」
「ちょ、たぬきそれはひきょーやって!!」