月が欲しいと泣いている
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5番隊に入ってようやく
本当にようやく仕事にも慣れてきた
周りの新人より一回りは小さい私を隊長は何かと気にかけてくれた
まあ、それは隊長以外の先輩方も同じことだけど隊長はそれに輪をかけて優しかった
「あ、たぬきちゃん
これ隊長にお願いできる?」
『はい!!』
その事に気づいた先輩方が、隊長宛の書類をよく私に渡すようになった
「隊長、小さい子に甘いから」
その方が仕事が円滑に進むと、使えるものは使っておこうという主旨だ
そんな隊長に私が懐くのも当たり前ですぐの事だった
呼び方も少しだけ近しい呼び方になった
バレると怖いから本当に少しだけね!
『たいちょー、たいちょー
この書類なのですが…たいちょー?』
「ほんまたぬきはかわええなー
あんな、眼鏡みたいになったらあかんよー」
「隊長?もこもこくんが心底迷惑そうにしてます
早くこの書類かたしてもらえますか?」
ドフっ!!
書類の風でたいちょーの長い髪が舞う
副隊長は今日も厳しい
「いややーこんなん無理やて無理ー
たぬきはそんなことせーへんもんな
幼気な隊長を脅したり見捨ててサボったりせーへんもんな」
「幼気な隊長などおりません」
「こんなもんあいつにやらせろや!おい!!ギン!どこ行った!!おらん!あいつまたサボりよったんか!こりゃいかん!探してこなッウドゥフッ」
「そんなわざわざ隊長に御足労をかけるわけにはいきませんよ」
勢いよく立ち上がって出て行こうとするたいちょーを躊躇なく踏みつける副隊長
この光景はまだ慣れていない
「そっ、惣右介
踏んどる!君のおみ足、自分とこの隊長踏んどるよ!!」
「君、ちょっと市丸3番席を探してくれないか」
『ッはい!』
そして隊長宛に書類を頼まれるのと同じくらい
ギンの捜索を頼まれるのも増えていた
本当にようやく仕事にも慣れてきた
周りの新人より一回りは小さい私を隊長は何かと気にかけてくれた
まあ、それは隊長以外の先輩方も同じことだけど隊長はそれに輪をかけて優しかった
「あ、たぬきちゃん
これ隊長にお願いできる?」
『はい!!』
その事に気づいた先輩方が、隊長宛の書類をよく私に渡すようになった
「隊長、小さい子に甘いから」
その方が仕事が円滑に進むと、使えるものは使っておこうという主旨だ
そんな隊長に私が懐くのも当たり前ですぐの事だった
呼び方も少しだけ近しい呼び方になった
バレると怖いから本当に少しだけね!
『たいちょー、たいちょー
この書類なのですが…たいちょー?』
「ほんまたぬきはかわええなー
あんな、眼鏡みたいになったらあかんよー」
「隊長?もこもこくんが心底迷惑そうにしてます
早くこの書類かたしてもらえますか?」
ドフっ!!
書類の風でたいちょーの長い髪が舞う
副隊長は今日も厳しい
「いややーこんなん無理やて無理ー
たぬきはそんなことせーへんもんな
幼気な隊長を脅したり見捨ててサボったりせーへんもんな」
「幼気な隊長などおりません」
「こんなもんあいつにやらせろや!おい!!ギン!どこ行った!!おらん!あいつまたサボりよったんか!こりゃいかん!探してこなッウドゥフッ」
「そんなわざわざ隊長に御足労をかけるわけにはいきませんよ」
勢いよく立ち上がって出て行こうとするたいちょーを躊躇なく踏みつける副隊長
この光景はまだ慣れていない
「そっ、惣右介
踏んどる!君のおみ足、自分とこの隊長踏んどるよ!!」
「君、ちょっと市丸3番席を探してくれないか」
『ッはい!』
そして隊長宛に書類を頼まれるのと同じくらい
ギンの捜索を頼まれるのも増えていた