月が欲しいと泣いている
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『君臨者よ
血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ
真理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ
破道の三十三 蒼火墜』
蒼い爆炎が虚をとらえる
倒れはしないものの、怯んだその隙に逃げることができた
命からがら逃げたものの
友を背負う背中が重い
息が切れる
助けて
誰か助けて…ッ
ギン、助けて!!
「破道の六十三 双連蒼火墜」
蒼色爆撃が虚を襲った
《ギュォォォオオオ!!!!》
「なんや騒がしいなぁ
騒がしい男はモテんでぇ、男はいつでもシュッとしとかな、俺みたいに」
その人は金色の髪を靡かせてやって来た
先程自分がやっとの思いで打った鬼道の上位互換を詠唱破棄でいとも簡単に倒してしまった
「嬢ちゃん、よう頑張ったな」
ゴツゴツとした手でクシャリと頭を撫でられる
五と書かれた隊長羽織が目に焼きつくのを感じる
これが隊長格…
さらさらと風になびく金色の髪に目を奪われる
5番隊の救護が駆けつけ
あっという間に虚たちは倒されてた
彼が声をかけてくれたのはそれだけで
私は一言も発せなくて
それだけで
この人の背中を追いかけたいとそう思った
いつかこの人みたいに揺るがない強さでいれたら…
私は大切な人を守れるだろうか
血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ
真理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ
破道の三十三 蒼火墜』
蒼い爆炎が虚をとらえる
倒れはしないものの、怯んだその隙に逃げることができた
命からがら逃げたものの
友を背負う背中が重い
息が切れる
助けて
誰か助けて…ッ
ギン、助けて!!
「破道の六十三 双連蒼火墜」
蒼色爆撃が虚を襲った
《ギュォォォオオオ!!!!》
「なんや騒がしいなぁ
騒がしい男はモテんでぇ、男はいつでもシュッとしとかな、俺みたいに」
その人は金色の髪を靡かせてやって来た
先程自分がやっとの思いで打った鬼道の上位互換を詠唱破棄でいとも簡単に倒してしまった
「嬢ちゃん、よう頑張ったな」
ゴツゴツとした手でクシャリと頭を撫でられる
五と書かれた隊長羽織が目に焼きつくのを感じる
これが隊長格…
さらさらと風になびく金色の髪に目を奪われる
5番隊の救護が駆けつけ
あっという間に虚たちは倒されてた
彼が声をかけてくれたのはそれだけで
私は一言も発せなくて
それだけで
この人の背中を追いかけたいとそう思った
いつかこの人みたいに揺るがない強さでいれたら…
私は大切な人を守れるだろうか