月が欲しいと泣いている
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それはギンが卒業してすぐの現世実習のとき
もう何度となる実習でみんな油断していたときだった
《グォオォォォオオオッッッ》
現れたのは空を切り雄叫びを上げた虚
巨大虚だ
授業で聞いた
ととさまからもかかさまからも喜助からも聞いた
それが今目の前にいる
「皆さん落ち着いてください!今救護要請をしました!近くにいる5番隊の方々すぐに向かってくれるそうです!!」
監視の死神が大声で叫ぶも
みんな混乱していてその声が届いたのはほんの僅かだった
近くにいた何人かが監視の張った結界に入っていくのが見えた
『たっちゃん!大丈夫?』
「うん、なんとか…」
『今、先輩が結界を張ってるからその中にッ』
「たぬき!危ない!!」
一瞬の出来事だった
襲いかかってくる虚を目の端で捉えた時には
ドンと体が押されていた
『たっちゃん!!』
“グサリ”
友の体を虚の爪がえぐっていく
『いやあぁぁああああ』
目の前で赤く紅く染まっていく友に悲鳴しか上がらなかった
そして
目の前が真っ暗になり場面が切り替わった
もう何度となる実習でみんな油断していたときだった
《グォオォォォオオオッッッ》
現れたのは空を切り雄叫びを上げた虚
巨大虚だ
授業で聞いた
ととさまからもかかさまからも喜助からも聞いた
それが今目の前にいる
「皆さん落ち着いてください!今救護要請をしました!近くにいる5番隊の方々すぐに向かってくれるそうです!!」
監視の死神が大声で叫ぶも
みんな混乱していてその声が届いたのはほんの僅かだった
近くにいた何人かが監視の張った結界に入っていくのが見えた
『たっちゃん!大丈夫?』
「うん、なんとか…」
『今、先輩が結界を張ってるからその中にッ』
「たぬき!危ない!!」
一瞬の出来事だった
襲いかかってくる虚を目の端で捉えた時には
ドンと体が押されていた
『たっちゃん!!』
“グサリ”
友の体を虚の爪がえぐっていく
『いやあぁぁああああ』
目の前で赤く紅く染まっていく友に悲鳴しか上がらなかった
そして
目の前が真っ暗になり場面が切り替わった