Love is …
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「そう、お嬢さんそれが貴女の答ね…」
ニコリと笑った局長に肩透かしを食らうたぬき
もっと引き止められるかと思っていたので、逆に聞き返してしまう
『いいんですか?』
「時空管理法第27条第2項、対象者が組織に対して有益と判断された場合、管理局局長の判断により記憶操作の軽減又は免除される」
「そんなルールが…黙ってたなんて意地悪な人だ」
「ふふっ、それに指輪」
『え?』
「もうないでしょ?
貴女の魂はこの世界と同化したわ。
貴女とこの世界を分かつのは”死“のみよ」
この世界に来てから、心の頼りと肌に離さず身につけていた指輪の存在がなかった
『そんな…おばあちゃんの唯一の繋がりだったのに…』
「指輪はもう役目を終えた…姉さんも安心して成仏しちゃったのね
思い出すことは供養、忘れゆくことは成仏よ
不安になることなんてなにもないわ
貴女には貴女に似合う指輪があるもの
ね、ドン・ボンゴレ」
「ああ、とびっきり素敵なものがね」
そう言ったツナに肩を抱かれ、 たぬきは顔を赤くした
そんな2人をあらあらと微笑む局長
「局長!そろそろとっつぁんが帰って来いって」
マーレに声をかけられ帰宅の準備に入った
『ツナさん…』
待つことの寂しさもきっと次会えたときの喜びに変わるから
そう たぬきは信じていた
信じるしか出来ないから、出来ることを全力で頑張るのだ
たぬき、いってらっしゃい
いってきます、ツナさん…
別れのキスを落とされる
次から俺が仕事に行く時も、いってらっしゃいのキスをしようね
…はい
次の話をする
未来がある事を胸にたぬきはマーレたちに連れられ元の世界へと帰っていった