Love is …
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刻一刻と近づいてくる
おばあちゃんはどういう気持ちでボンゴレ一世と別れたんだろうか…
たぬきの知っているおじいちゃんは職人気質で寡黙な人だったが、5年ほど前に亡くなってしまった
おばあちゃんも哀しみながら見送っていたはずだ
『……』
「…ごめんね」
『どうしてツナさんが謝るんですか?』
「黙っていたから
たぬきがこの世界の人間ではないってことを知っていて裏でこそこそやっていたなんて、気持ちが悪いだろ?」
『…どうして信じたんですか?
そんなお伽話みたいな話』
「マフィアには色んな人間がいてね
パラレルワールドに行ける人もいた…異世界なんてない方が不思議さ」
ツナから当たり前のように出る言葉も、世界が違うことを感じると共に、たぬきはなんて優しい人なんだと思った
たぬきはこの人がマフィアのボスだなんて信じられなかった
「たぬき…俺は何度でも言うよ
たぬきのことが好きだ…とても愛しいと思う
だから君に笑っててほしい…どんな場所でも」
たぬきにも家族がいて友達がいてたぬきの世界があると知った今自分は帰るのを止めるべきではないと思った
愛しているからこそ、たぬきに大切なものを…元いた世界を失って欲しくない
ツナのいつまでもどこまでも優しさが心に突き刺さる
「愛するからこそ別れたんだと俺はわかるよ」
その言葉にたぬきは苦しくなる
いっそ突き放してくれたら
いっそ抱きしめて離してくれなかったら
私はそれに従うのに…
だって
だって私はツナさんのことが…
ツナさんのことが
ぁあ、そうだ
私はツナさんのことを
愛してしまっていたのか
One is not born, but rather becomes, a woman.
人は女に生まれるのではない、女になるのだ
別れて傷つき気づいて微笑み少女は大人になる