Love is …
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その事実は、たぬきにもツナにも大きく胸に響いた
「そんな話…今まで一度たりとも聞いたことない」
ツナが言った言葉にたぬきも頷いた
おばあちゃんの口から、そんな出来事も名前も聞いたことがない
「ボンゴレが知らなくて当然です
どうせ結ばれない運命…姉さんは彼の記憶を消し任務を遂行して帰ってきたのですから
そして姉さんは、その任務後すぐに管理局をやめていき、たぬきさんの元の世界へとたどり着いた
それは…ボンゴレ一世を忘れるためだったのかもしれません」
その真意を知る方法はもうない
「私が話せることはそれだけです
貴女にはなぜここに来たか知る権利がある
姉さんがなぜ貴女を連れてきたのかは私には分かりません」
話し終えゆっくりと席から立ち上がり襟を正した彼女は、もう局長の佇まいだった
「準備があるので、私は席を外します
1階の広間にいますから何かあれば」
優しく笑うと部屋を出て行った
その後を追い、アンジェロもニコリとたぬきに笑いかけるとひと言も言わず出て行った
ツナとたぬき、2人っきりになった部屋、窓から見える空は薄らと星空へと移り変わっていた