Love is …
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あの日を境にツナは度々店にやってくるようになった
離れないあの日の光景にたぬきはいつも緊張していた
心なしか震えるカフェモカを入れる手にツナが気づく
「そんなに緊張しなくても
別になにもしないからさ」
『はっはぁ』
何に緊張しているかも分からなかった
でも、ツナのにこりと微笑み
少し心が楽になった
できたカフェモカを飲んでゆくツナ
甘めにと作ったそれをおいしそうに飲むツナにたぬきは少しほっこりしながら、ゆっくりとした時間が流れる
「…あっ」
『…?、どうかされましたか?」
「あぁ、そういえばちょっとたぬきに聞きたいこと…確認したいことがあって」
ドキリと心が跳ねる
なにを自分は緊張しているのか
分からないまま心拍が上がっていく
どうしてこんな時にアンジェロさんはいないんだと思うたぬき
そうすればもっと心強かった
けれど、心の奥でいなくてよかったと
ツナと二人でいるこの空間に心地がいいと感じている
実際には、アンジェロがいない時を狙ってツナが来たことなどたぬきには予想もつかないだろう
たまたま、この時間にアンジェロがいない時にきたのだと
ツナはまだ優しい笑顔を絶やしていない
今目の前で天使のように笑っている人のお腹の中が真っ黒であることを、たぬきが知るのはいつの日になるか分からない
『えっとなんでしょうか』
たぬきがそう答えた時カランと音を立てて扉が開いた