Love is …
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どんなことが起きようと次の日の たぬきのやることは変わらなかった
店先を箒ではく
あれから、数日がたった
大分落ち着いてきていた
でも、冷静に考えると顔が少し暑くなるのは気のせいではない
『あっ』
「こんにちは、久しぶりだね」
あれから思考の大部分を占めていた人がいた
今日はあの時のようにスーツではなく私服なんだ
あんなに悩んでいたのに、会って一番初めに思ったのがそれで
『あっあのっ』
思うように言葉がでない
というより、出す言葉がたぬきにはなかった
なにを言えばいいのだ
会っていた時間は、考えれば恐ろしく短い
それでたぬきは何を感じたというのだろうか
不確か過ぎる心が揺れる
「こんにちは」
『こっ、こんにちは!』
なんでこの人…ツナさんはここに来たのだろうか
なぜ?
いや、来る理由はたくさんある
「今日は君を拐いに来たんだ」
変わらずにこやかに告げられた言葉
その場には箒だけが残され、それに気付いたアンジェロはフゥとひとつ息を吐くと店頭の看板をopenにひっくり返した