Love is …
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昔からそうだった
自分より自分を知っていた家庭教師が言う
「お前、結構いい顔してたぞ」
中学生の時のような憧れとは違う
いつもより早い心臓に、誰にも気づかれないように苦笑いを落とす
「そう?」
彼女と目が合うとどうしても抑えられない感情が湧いてくる
もっと彼女を、たぬきを知りたい
もっとたぬきを愛してみたい
これが恋か、愛かと柄にもなく思った
「今からでも間にあうぞ
追いかけるか?」
「いやいいよ、居場所は分かった
シンデレラはこちらから迎えに行くんだよ」
会いに行くさ、何度でも
それはもう楽しそうに笑う
危険だったら守ればいい
悲しそうだったら抱きしめてあげればいい
簡単そうで難しい
裏の世界にいるツナにはいっそう難しい
しかし、ツナは笑った
なにせ、俺はドン・ボンゴレなのだから
このとき彼の家庭教師が妖しく笑ったのを彼は知らない
「それよりツナ、書類ちゃんとやったのか」
「げっ、今それ言うかよ」
O world, thy slippery turns!
ああ、人の世の、なんとうつろいやすいことか!
少年の心は一瞬にして少女の虜となった