Love is …
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「あっあの十代目、その女は?」
「あぁ、隼人にはまだ言ってなかったね
この子は
バンッ
…今度は誰?」
先程に引き続き、沢田綱吉…ツナと呼ばれた男性の言葉を遮るように扉が開いた
「任務終わったんだけど」
「…雲雀さん」
扉のところに立っていた男性にたぬきは目を向けた
アンジェロの店にも来たことのある雲雀恭弥だった
「じゃそれだけだから
それと、僕の前であんまり群れないでくれる?
咬み殺したくなるから」
ツナの後ろに隠れていたたぬきに気づかず
というか気付こうともせず雲雀は立ち去ろうとした
『っ雲雀さん!!』
たぬきは雲雀を呼び止めた
アンジェロの店出会い、現状で唯一知っている人であったから
心持たない今のたぬきには心強い味方であろう
「……たぬき?」
『そっそうです!!』
振り向き、たぬきの名前を漏らした
「なに?もう見つかったの」
『えっ、まっまぁ』
「……雲雀さん、知り合いなんですか?」
たぬきのことを知っていた雲雀に少しムッと顔を歪ませるツナ
リボーンといい雲雀といい、知っていたのに何も言わない
知っていたら教えろ、ボスだぞ
そうすればあの捜索の労働はなかったのに
と腸が煮えくり返りそうなツナ
「…さぁどうだろうね」
そんなことを知ってかしらずか、ニヤリと笑いながら答える雲雀
「まぁ、その子のことあまり乱暴に扱わないほうがいい
悪魔にどうされても知らないよ」
『…悪魔?
って雲雀さん!?』
「じゃあね、たぬき
せいぜい、足掻いといて」
そう言い残し、雲雀は出て行った
『(放置!?
うぅ、雲雀さんのバカァ)』
たぬきのことを放置して雲雀去って行った
再び心細い状況に戻り、半泣きのたぬき
「「(そうか、悪魔だったか…)」」
雲雀の先程の言葉に黙り込んだ彼らは、たぬきに視線を向けた
The web of our life is of a mingled yarn, good and ill together
人間の一生は、善と悪とをより合わせた糸で編んだ網なのだ
少年を悪だと決め付けるのはまだ早い