Love is …
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カランカラン
『いらっしゃいませ!』
アンジェロが出ていって数時間
お客は数えられるほどしか来ていない
喫茶が少し路地をはいったところにあるせいだろう
いわゆる穴場という奴である
「コーヒーを一杯もらえるか」
『はい、少々お待ちください』
先程入ってきた金髪の男性はカウンターに座った
広めのテーブルを空いているが、迷わずカウンターに座ったので常連さんだろうか
『(…あれって、確か……だれだっけ?)』
思い出せない…
一度聞いたきりだったしと少し後悔する
あの時もう少し真面目に聞いていれば…
『(あれ?あの時っていつだっけ?)すいません、お待たせしました』
「おう、いいって
んっ、ウメェ!」
『ありがとうございます!』
褒められて悪い気はしない
笑顔で返すたぬき
だが、そんなたぬきをよそに
「熱っっっっ!!」
男は、コーヒーをこぼした
『だっ大丈夫ですか!?』
お客は他におらず迷惑はかからなかったが、男が着ていた高そうなスーツは濡れてしまった
「ははっ、これくらい大丈夫だ
いつものことだから」
かなり濡れているが男はさして気にしていないようだった
「それよりも、アンジェロはいねぇか?
渡したいもんがあってさ」
『アンジェロさんなら出かけてますけど』
「そっか、じゃっ帰ってくるまでここでまたしてもらうわ」
『えっ、いつ帰るか分からないですけど』
「いいよ、別に暇だしな!少し待ってみるよ
あっと、そういやまだ名乗ってなかったな
俺は、ディーノ
アンジェロとは、結構前からの知り合いでな」
『は、はぁ…私は、 たぬきです
もこもこ たぬきといいます』
「 たぬきか!いい名前だな(ニコ」
満面の笑みを浮かべながら、アンジェロが帰ってくるまでいるというディーノ
名前を聞き、彼がドジボスであることを思い出したたぬき
変なフラグたっちゃったよと心の中で嘆く
この前の、ボンゴレとの接触が後を引いているようだ
目の前で残ったコーヒーをまたこぼしているディーノ
『片付け、私がしますよ!』
「いや、俺がこぼしたし『いえ、ディーノさんはお客様なので』
これ以上、散らかされたら困るという言葉は飲み込んだ