Love is …
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「(イライラする)」
変わりないパーティー
変わりない思惑
変わらない目線
すべてがツナは気に入らなかった
何回やってもこの不快感は拭えないだろう
「ボンゴレには確か婚約者がおられなかったですな」
「おぉ、それは本当ですか」
「よかったらうちの娘を」
「いえ、今は仕事の方を優先したいと思っておりまして
結婚するのはもう少し…」
言葉を濁すツナ
本心は冗談じゃないと思っている
マフィアの女は嫌いなのだ
名誉、富目的
ボンゴレというブランド
そこに愛というものは存在しない
ボンゴレのボスになり裏社会に染まり、今更愛がどうとか言ったらリボーンや骸には笑われかもしれない
けれども、ツナはまだ心のどこかで捨てきれなかった
「(それに、化粧濃いし香水臭いし嫌なんだよね)」
人よりも機能が高い鼻は実は一番キツイのかもしれない
「十代目、少しよろしいですか」
「あぁ
すいません、少し用が…失礼します」
腹の中を全く感じさせない貼り付けた笑顔でその場を去った
「どうした?」
「それが、侵入者が入ったと…」
「侵入者?
警備はどうした」
「それが、同盟マフィアの奴らしく
そいつらが、手を回しているみたいです」
「わかった
とにかく、警備の強化を
俺もすぐ…」
ガシャーーーーーーーーーーーーン
敵は想像より早く行動してきた
場所はここから反対側の会場
まるでボンゴレなど気にしていないようだった
「(今は、リボーンと隼人と俺だけか
まぁ、なんとかなりそうだな」
生憎、任務に向かっている守護者が少し多いが関係ない
それよりも逃げ惑う人が邪魔である
「(っち、それでもマフィアか)」
一瞬で蹴りをつけようと身構える
これ以上時間を使っても無駄だ
「隼人、アシスト頼むよ」
「はい!」
現場が目に入る
そしてそこにいたのは
知らない少女だった
女性というには幼くて
子供というには纏うオーラが似つかわしい
流れるような動作で男を倒していく
見たこともない目をしていた
すべてが目を引いた
時間が止まったようだった