Love is …
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『お客さん来ませんね』
お客のいない喫茶にはラジオから穏やかな曲が流れている
もともとお客が多くないらしい
マーレも今日は来ていない
どうやって稼いでるんだろうか
いきなり現れたたぬきをなんの戸惑いもなく招き入れるほどの繁盛もみられない
そこもアンジェロの謎の一つだった
「いえ来ますよ
たぬきさん、ブルーマウンテンをブラックで一杯入れておいてください」
『えっ、でもお客さん…』
当たり前のようにいうアンジェロに、きっと自分には分からないものがあるのだろうと途中で言葉を飲み込んだ
『…本当にくるのかな
雨もふりそうだし…』
アンジェロのおかげで大分淹れ方が上達したコーヒー
外の重たくドンヨリした今にも雨が降りそうな空をみてたぬきはつぶやいた
「来ますよ
あの人はそういう人です」
その言葉をとなりで聞いていたアンジェロはそう返した
カランカラン
「やっ」
アンジェロの言うとおりお客さんが入ってきた
スーツを着こなした若い男性であった
顔立ちは東洋のほうでかなり整っていた
「一ヶ月ぶりですね、雲雀さん
ジャポーネにいってらしたんですよね
たぬきさん、コーヒーを」
『あっ、ハイ(…ヒバリ…?はて、どこかで聞いたような…)』
「これ、頼まれたもの…誰」
「ありがとうございます
こちらはたぬきさん
ついこの間はいってもらったんだ
なかなか優秀で助かっているよ
たぬきさん、こちらは雲雀さん
常連さんだよ」
『よっよろしくお願いします(あっ!!雲雀ってあの雲雀さんだったの!?)』
顔を見た瞬間驚いた
友達が一番好きだとしつこくいってきたのを思い出す
しかも主要キャラではないか
「君が誰かを雇うなんてね
どうゆう心境の変化だい?」
「ほほっ、この年になると色々あるんですよ」
「ふぅん
君、強いの?」
『わっ私ですか?
そんな、一般人です!』
「いえ、たぬきさんは強いですよ」
『アンジェロさん!!』
「へぇ、強いんだ
じゃ、殺ろうよ」
アンジェロの一言によって大変な事になってしまった
相手はマフィアの頂点に立つボンゴレの最強と謳われる雲雀恭弥である
『ムッムリです!!』
「店、壊さないようにお願いしますよ
はい、たぬきさん武器です」
今までにないくらい楽しそうなアンジェロ
絶対に楽しんでいる
『武器って…』
渡されたのは、昨日の訓練で使っていた銃であった
小さく軽いそれはあまり力のないたぬきにも使いやすかった
「(……昨日のたぬきさんの成長スピードはすごかった…
実践で力試しするんのもいいでしょう)」