Love is …
change name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
息を切らしながらまた少し歩調を早めた
こんなにも帰り道が長く感じるとは…
早くアンジェロのところへ帰りたくてたまらなかった
「CIAO!たぬき!!
いまから、あなたに会いに行こうとしてたの
そしたら、たぬきを見つけたの
これって運命かしら!
それにしても、さっきの見てたわよ
たぬきって強いのね!!」
『えっ、マーレなんでここに…』
いきなり現れた彼女におどろくたぬき
しかし、記憶を手繰り寄せると昨日朝イチで来ると言ってた
「どう?私のところでボディーガードしてみない
もちろん、給料も奮発するわ」
『いや、私は…』
やはり、押され気味のたぬき
話にはいっていけていない
マーレを性格のせいか嫌いになれずはっきりとNOとは言えずにいた
「遅いと思ったらやはりあなたでしたか、マーレ」
『あっ、アンジェロさん』
「げっ、アンジェロ」
あまりにも遅いたぬきに心配になったアンジェロが迎えに来た
マーレに絡まれているたぬきをみて不愉快そうに顔を歪めた
「たぬきさんが困っているでしょう
離れなさい」
有無を言わさない笑顔
たぬきは初めてアンジェロを恐ろしく感じた
『(絶対に怒らしちゃいけない…敵に回してはダメだ…)』
「いいじゃない
こっちは、死活問題よ!
一週間後のパーティーの護衛がいなくなっちゃんだから!!」
『マーレ、パーティーするの?
何かのお祝い?』
「パーティーするのは私じゃないわ
ボンゴレよ
お祝いってわけでもないわねぇ
ただ、お互いの親交を深めるっていうのかな
まっ、裏でどうなってるかなんて私の知ったこちゃないわ」
『ボンゴレ…?』
前に、マーレとアンジェロがボンゴレについて話していたことを思い出す
『(どこかで聞いたような、聞かなかったような)』
頼りにならない曖昧な記憶
「あら、たぬきボンゴレも知らないの!?」
「…たぬきさんにはたぬきさんの事情というものがあるのです」
たぬきを庇おうとするアンジェロ
「だって、あのボンゴレよ!!
今時、だれでも知ってるわ」
『…すいません』
たぬきに悪いところはないのだが、なんだか強く言われたので謝ってしまった
「まっいいわ
この私が一から全部教えてげる
でもここは人通りも多いし
アンジェロんとこ行きましょ」
「はぁ、しょうがない人ですね
いいでしょう、喫茶の開店時間を遅らせます」