Love is …
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「ねぇねぇたぬき、こんな薄汚いとこよりうちこない?
歓迎するわ!」
『いっいや、迷惑ですし
それに、私ここ結構好きですし』
「マーレおやめなさい
少しは相手のことを考えなさいと何回言ったらわかるんですか
あなたって人は自分の家のことを気にしなさい」
『自分の家?』
もしかしたらどこかのお嬢様だったかもしれない
「気にしてるよ!
この前あのボンゴレと同盟を組んだ!
だから、手をだそうとする奴らなんていないわ
安全よ、あ・ん・ぜ・ん!」
語尾にハートを付ける勢いで胸を張って言うマーレ
いや確実に付いている
言う姿は可愛らしかった
しかし、アンジェロは興味なさげだった
「裏社会のマフィアに安全も何もありますか」
『まっマフィア!?』
たぬきは思わず声を上げた
今まで聞いたことしかないマフィアが目の前にいる
しかも、イメージにあるサングラスをかけた怖そうな人ではなく可愛らしい女の子
「あぁっ!そんなに怯えないで
怯えた姿も可愛いんだけど!!!!
ちょっと、アンジェロが変なこと言うから怯えちゃったでしょ」
「すませんたぬきさん
たぬきさんには言ってませんでしたね
大丈夫です何も怖いことありませんよ
何かあったら私に言ってください
そいつの末代まで呪っておきます」
『ははっ、アンジェロさんって冗談下手ですね
でもありがとございます
マーレを見てたら大丈夫な気がします』
「…絶対冗談じゃないな(ボソ」
「なにか言いました?マーレ(ニコ」
「いっいいいいや、別に何も言ってないぞ
断じて私は何も言ってない」
「マーレそろそろ帰る時間ではないのですか」
「えっ!?もうそんな時間?」
外は日が沈み星が出てきていた
人通りも少なくなってきている
そして、アンジェロの喫茶の前には一台の黒い車が止まっていた
「お迎えですよ」
『マーレ帰るの?』
やっと慣れて仲良くなれてきたのに
残念そうに肩をおとすたぬき
「あぁ、たぬきそんな顔しないで
お持ち帰りしたくなるから!!
大丈夫よ、一生の別れじゃないんだから
明日も来るわ
朝イチで
じゃーね、CIAO CIAO」
嵐が去ったようだった
「さぁたぬきさん
そろそろお店も閉めましょうか」
『はい』
Hold a true friend with both your hands.
真の友は、両方の手でつかまえておけ。
少女は固く握られた手をみて嬉しそうに笑った