アニバーサリー!4周年!!
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『女の子が男の人になった…!!』
「骸、あまりたぬきを驚かさないでくれ」
少し見ない間に様子の変わったツナに骸は眉をあげた
「霧の守護者の六道骸です
以後お見知り置きを」
あまりに驚いたのかツナの後ろでその腕を掴んでいる少女は、2、3度ツナと骸を交互に見た後手を握り返した
『もこもこたぬきです
よろしくお願いします、六道さん』
「クフフ…骸で大丈夫ですよ」
『…クフフ?』
全守護者の強制招集がかけられていなければ骸はここにはいなかった
また気に食わない顔を拝むハメになるのは今から最悪の気分だが、沢田綱吉が見初めた少女に好奇心が勝った
来てみれば普通の少女で、その柔らかな手は人の悪など知らぬ手だった
「沢田綱吉に気に食わないことがあれば、どうぞ僕をお頼りください」
「骸」
『いっいえ!ツナさんは優しいのでお気遣いなく!』
「クックフフフフ!」
『!?、ツナさん、私今マズいこと言いましたか?』
「骸、これ以上彼女に何かするんだったらこっちにも考えがある」
「失礼ですね、沢田綱吉
貴方のことを“優しい”などと表現するアリスことを僕は存外気に入っていますよ」
可哀想なアリス
せっかく森から逃げれたのに甘い言葉に騙されて舞い戻ってきた
骸にはたぬきがそう映った
ボンゴレであることで諦めた愛をボンゴレの力で叶えようとしている
何処までもマフィアらしくて、反吐が出るほど骸の嫌いなものだった
「早く応接室にこい
もう全員集まってるぞ」
その言葉もまた骸の嫌いな言葉だった
ないはずの超直感が事件を予告した
True love never has a happy ending, because there is no ending to true love.
真の愛にハッピーエンドはない。なぜなら真の愛に終わりはないからだ。
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