羽衣さん、にゅうすぅぱぁすたぁと出会う
change name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
新世界への入り口魚人島を通る海底ルートへの準備をする島として、このシャボンディ諸島は辿り着いたほぼ全ての海賊が通る
そのため、この諸島には偉大なる航路の前半の海で名を上げた悪名高い凶悪な海賊達が集結する島として有名で、特に今は最悪の世代と呼ばれる9人が率いる海賊が上陸している
新聞では麦わら海賊団を乗せた船が暴れている航路が載っているので、後の2人もまもなく上陸をするだろうか…もしかしたらもう上陸しているのかもしれない
『へー、ローみたいな悪い人たちがいっぱいいるんだ』
「関係ない顔してるけど、お前もほぼ変わらないからな」
懸賞金9900万となったたぬきはカウントされず新聞に載っていないためか、他人事のように話すたぬきにペンギンのツッコミが飛ぶ
こんな呑気な性格で9900万いってることが逆に凄いのかもしれない
手配書で高らかに笑う麦わらは、この上をいくのだろうか
それもこの島にいればわかることだ
シャボンディ諸島に上陸して暫く経ったハートの海賊団だったが、腕の悪い職人に当たれば最悪魚人島へたどり着けないためコーティングはまだ終えていない
腕のいいコーティング職人の情報を集めるためクリオネたちが借り出されている
たぬきたちは、ローと共にローの言う“観光”に向かっている
『どこに行くの?あんまり暴れらんないんじゃない?』
この島の危険性をクルーたちに念押ししたのはローの方だ
近くに海軍本部があるから尚更
「逆だ…暴れてる奴らを見る
ついてこい」
確かに最悪の世代という人たちが9人もいるのだから、いくら海軍が近くても暴れる人はいるだろう
特に噂に聞く麦わらはその辺がイかれてるらしい
広場に行けばもうすでに何人か暴れていた
麦わらだけじゃなく、1人1人が超人だな
ちょうどいい木箱を見つけるとローはそこに座り込み
そのすぐ後ろにベポがついた
周りのシャボン玉を見ていたたぬきも少し遅れてその隣につこうとするが
「あっ!」
足元の小さな子供に気づかなかった
女の子が持っていたアイスがたぬきのタイツについた
すぐ近くにいた母親が女の子を抱え込みすみませんすみませんと怯えたように謝る
ローたちから少し離れたところで、たぬきはその女の子の元へしゃがみこんだ
『ごめんね、とっても美味しそうだったから私の足がアイス食べちゃったの』
「…おあしさんが?」
『うん、おねぇさんの足食いしん坊なの
変わりにグラマン上げるから、許してくれないかな」
「わっ、ドデカグラマンだ…ッ!!」
「そんなッ、申し訳ないです…!!」
『気にしないで、私がしたいことだから
美味しい?』
「ありがとうー!おねぇちゃん!」
「たぬき、何してる
行くぞ」
『うん、ばいばい』
「おねぇちゃん、じゃーねー!」
『もう終わったの?』
「ドレーク屋の邪魔が入った」
『ふーん』
さほど興味もないのか気の抜けた返事のたぬきを、いつものことだと気にした様子もなくローは足を進める
『もう帰るの?』
「いや、もう1ヶ所行くところがある
クマノミたちは1度船に戻ってクリオネたちと合流しろ
何かあればこちらから連絡する」