羽衣さん、練習
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「キャプテンたち、まだかなぁ」
ベポはつまらなそうにローたちがいる古島を見つめながら、甲板から出した足をぶらぶらとたらした
数日間の留守を託されたハートのクルーだったが、1週間も経ったというのにローとたぬきは戻らない
特に事件もなく、よく言えば平和
ベポのように口には出さないが、クルーの誰もがローとたぬきの帰りを待ち遠しにしていた
「おい、そんなとこで足垂らしてると海王類に喰われるぞ」
「もー、ここはそんな凶暴な海王類がいる海域じゃなッヒョ!」
“ギョワァァァアアア!!!”
「ひょわぁあああ!!海王類だーーー!!!」
ほら言わんこっちゃない!
クリオネの叫びはベポにかき消された
その騒ぎに、船内にいたクルーが一斉に甲板へとやってきた
「クリオネ!何してんだ!」
「俺のせいかよ!?」
ウニが海王類に銃口を向けた時、黒い影が横切った
“九重単・鉄黒(ここのえ・てつぐろ)”
心地よい声と共に目の前の海王類は白目を剥いて倒れた
「「「「!!!」」」」
「キャプテン!!たぬき!!
よかった無事だったんだね!!」
「あぁ、待たせたな」
スタッと甲板に現れたローはたぬきを鬼纏っているが一向に解かれる様子も見せない
船長とたぬきが帰ってきた!
わっと湧き上がるクルー
「かっかっけぇー!」
「よかった!練習、上手くいったんだ!」
「誰に言ってんのよ
船長とたぬきよ、当たり前じゃない!」
「なんで、イッカクが偉そうなんだよ」
あの2人がいれば何も畏れることなんてない
ローの指示のもと、ハートの海賊団は次の島へと出航した