羽衣さん、練習
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「チッ」
流石に龍と呼ばれるだけはある
固い体に凶暴性のある気性
毒のあるらしい牙はすでにそこらじゅうの木々を溶かしている
“ハァハァ…”
たぬきの息が上がるの感じ、ロー自身も鬼哭を握る手に力が入らない
ただでさえ、今朝の敵襲で一度鬼纏をしている
1日に2度やることすら今のローとたぬきには無謀なのだ
“シャァァァアアア!!!”
「!!!」
襲ってくる尾に一瞬反応が遅れた
“ロー!!”
間に入り込んだ羽衣が防ぐも、重すぎる攻撃に弾かれ後ろにあった巨木にぶつかり止まった
その衝撃で鬼纏は解かれてしまう
「たぬき、いったん引くぞ」
ぱたりと倒れ込んでしまったたぬきを抱え上げ、ローは大蛇から逃げた
何度も鬼纏を立て続けにやった体は言うことを聞かない
ローに抱えられながら、たぬきは鬼纏の難しさを改めて感じた
疲労に対して、鬼纏はあまり変化は見られない
むしろ疲れで短くなっている気すらする
こういう修行や練習みたいなものは、発展性が少ないわりにかなりの時間を費やさなきゃいけないし大変だ
でも、これ以上前に進むためには…ローの隣に立つためにはやらないといけない
…あぁ、お風呂入りたい