また君に恋をする
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「だぁあああ!やっぱりゾロひとりなんて面倒見切れねぇよ!」
「ねぇたぬき、本当に覚えてないの?」
『なんのこと?』
いつもいっしょにいたはずのたぬきは、ゾロとの記憶がないらしく、ハテナマークを浮かべている
ウソップとナミはもう駄目だと膝をつく
「僕ちんのコイコイの実の前では誰の恋心も自由自在!」
「コイゴコロ?
なんだ、それ?うめぇのか?」
『食べられないと思うけど』
「僕ちんにコイゴゴロを奪われたものはその対象の記憶すら忘れてしまうのだ!コロロロロ!!」
男の手の中にあるガラス玉のようなものがたぬきのコイゴゴロのようだった
男はお手玉をする様にぽんぽんと投げている
「コイゴゴロもその相手の記憶も全て僕ちんの手の中に」
「おい!クソ野郎!
テメェのせいでたぬきちゃんが大変なことになっちまったんだぞ!」
「あァ?こっちは知らねェってつってんだろ!!
てめェは耳ついてんのか!!」
「おい貴様ら!僕ちんの話を聞けよ!」
「「うるせぇ!!!」」
「ひぃッ!せっせっせっせっかく僕ちんが説明してやっているのに!!」
「どうやらあいつを捕まえねぇとたぬきは戻らねぇみたいだな」
「このふざけやがって!
お前のせいでたぬきちゃんが変になっ!」
「!!!」
「ちまっただろォが!!」
ずきゅーーん
サンジの蹴りもポヨンポヨンと男は避けて、そのまま立ち去っていく
戦力はそこまでだが、どうやら逃げ足だけはすごいらしい
「コロロロロロ!僕ちんを雑に扱うからこんなことになるんだ!ざまぁみやがれ!海賊狩り!!」
「っっってめぇ!
許さん!!!!」
炎を上げながら男を追うサンジの姿はあっという間に見えなくなった
「面白そうだ!
サンジ、待ってくれーー!!」
「よし!俺はここで指示を出すから、お前らはあいつも捕まえてくるんだ!」
「なに言ってんのよウソップ!
全員でかかるわよ!」
ウソップの鼻を引っ張りナミも続く
「そうだな!早くたぬきを元に戻さないと!」
「よし!俺も行くぞ!」
「いい!ゾロ!
アンタはたぬきをしっかり守っとくのよ!!」
「あっ!おい!」
自分でとっ捕まえてやりたかったが、ナミに強く言われたゾロはたぬきを置いていくわけにもいかず船番を任された