また君に恋をする
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突然、素っ頓狂なことを言い出したたぬきに隣で言われたゾロも、周りにいた麦わらの一味も唖然とし一瞬時が止まったようだった
1拍置いて我に帰ったナミがたぬきに強く掴みかかる
「たぬき!アンタの大好きなゾロよ!?
どうしちゃったのよ!!」
『わぁああナミ〜〜!!!』
「おいナミ!そんな強くやったらたぬきが倒れちまうって」
「たぬき、どうしちまったんだ?」
「あんたがそんなんで、すぐ迷子になってすぐ面倒事起こすどうしようもない奴のお守りを誰がするのよ!!」
「まったくだわ」
「俺は嫌だぜ」
「おい、お前ら心配はそこか」
ウソップの心配通り、グイッと肩を激しく揺らしてくるナミに目を回したたぬきはキュ〜と後ろにいたゾロに倒れ込む
「大丈夫か?」
『???』
「…あ゛?」
『…!!はっ!すみません、何処のどなたか存じませんが、助けていただきありがとうございます!』
ぺこぺことゾロに頭を下げるたぬき
心配で駆けつけてきたチョッパーが足元からたぬきに声をかける
「オ、オイ!たぬき、ゾロだぞ!
今朝まで一緒にご飯食べてたぞ!」
「ヨホホホ、やっぱり様子がおかしいですねぇ」
「本当、どうしちまったんだ?」
混乱する麦わらの一味
その内容にたぬきはゾロをじっと見つめる
「なんだ」
『私、貴方のこと好きだったの?』
「ッ!!」
そんなこと改めて聞かれると言葉に詰まる
急に変わってしまったたぬきに原因もわからず、頭を悩ませる
「コロロロロ!!!
いい気味だ!海賊狩り!!」
「誰だ!?」
そこにサニー号の首尾に丸々としポヨンポヨンと跳ねている男が現れた
「そこ俺の場所だぞ!!」
お気に入りの場所を知らない男に取られ、今にも殴りかかりそうなルフィをウソップが止めた
ルフィが絡むとまた別の意味で面倒になりそうだ
「待ってルフィ!
あいつがたぬきをおかしくした犯人かも知れねぇんだぞ」
「見たことのねぇやつだな」
「ゾロ、呼んでるみたいだけど
知り合いなの?」
「いや、全く」
「ほんっとあんたはいっつもいっつも面倒事を持ってくるのよ!」
途端に攻められるゾロ
前に降りた街で何かしでかしたであろうが、本人はまるで覚えていないらしい
「ィデデデッ」
『ロビン、あの人すごく痛そうだけど大丈夫なの?』
「いつものことよ」
『ふーん』
「心配?」
『…わかんない』
「ふふ、そう」
下を向いたたぬきにロビンは優しく笑った