羽衣さんと蛇さん
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『えっ!ハンコックまた料理上手くなったの!?』
うんうんと頷くだけだったタヌキが驚きの声をあげた
愛する人のため肉料理の腕だけがめきめきと上がっていくハンコックにタヌキは驚きを隠せなかった
不寝番だというのにタヌキがいるからと安心して寝てしまったベポの腹でタヌキは電伝虫でハンコックと夜中まで談笑中だ
ベポとの不寝番だけは譲らないタヌキの隣には珍しくローの姿はない
もっぱら話すのはハンコックの方だが、どちらも気にしていない
『すごい!肉巻きおにぎりも作れるの!?』
「ルフィを思えば、無論じゃ」
ふふんと自慢げに笑ったのが電伝虫から聞こえた
私はまだ茹で卵ですら…
出会った時はタヌキと一緒で料理の腕はからっきしだったのに
これが海賊女帝の底力…
いや、タヌキもローの手術に付き合えるようになったのだから、どちらも“愛”の力と言えるだろう
「なぁタヌキ!
ルフィに似合う春服はどちらだと思う?」
電伝虫ごしに言われてもタヌキには分かりかねたが、ハンコックの楽しそうな声にふふと笑った
ハンコック、楽しそうだ
楽しいことはいいことだ
自由である証拠だ
『うーん、ハンコックはお洒落だからどっちもいいと思うよ』
「フフフ…そうか!
ルフィも同じことを言っておった!
さすがはタヌキじゃ!!」
“俺ァは別にどっちでもいいよ”
適当に答えるルフィが容易に思い浮かんだ
が、ハンコックならルフィがどう答えても満足そうなので言わないでおく