ハゴロモサン×ト×ドロボウサン
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女性のグラスを空にしたことはない
無くなる前に一声かけるだけで、気が利く男だと思われるからだ
「是非、貴方のお家にお邪魔したいわ」
「人見知りな猫がいてね」
「あら、猫は私好きよ」
「君の綺麗な肌を傷つけられるのは嫌だから」
この容姿とほんの少しの気遣いだけで今後が楽になるなら容易い事だった
デザートが運ばれてきたが、手をつけず熱い眼差しをこちらに向けながら話を続けてくる
…これ、タヌキが食べたいといってたやつだな
「なにか私面白いこと言ったかしら」
「あぁごめん、このデザートが美味しくてね
これ持ち帰り出来るかな」
「あらそんなに気に入ったの?」
「まあね」
「男性で甘いモノが好きって珍しい」
「嫌い?」
「全然
素敵よ」
手に顎を乗せ上目遣いで見上げている
クロロの目は、その手に嵌められたキラキラと輝く指輪を見ていた