白ひげのところに落ちてたら
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『マルコさーん、これなんですか?』
『マルコさーん、どこー?』
『マルコー』
「あらあら、いつの間にか立派な飼い主さんね」
「うるせいよい」
初日押し付けたのをいいように、そのまま世話まで頼まれたマルコの1番隊
部下にも、それにナースたちだってその見た目に惹かれて構うのだが、タヌキが呼ぶのはいつだってマルコだった
「お前、俺以外もいるだろうよい」
『だって…サッチさんとエースさんたちは分かんねぇって言うし、イゾウさんは意地悪するから』
しゅんと垂れた尻尾
なるほど
彼女もいろいろ試したらしい
最強の白ひげで隊長を張るくらいだ、一癖や二癖じゃあ納まりのきかねぇ奴らばっかりか…
ほかの船員にも実は色々試したが、色々と対価を求めてくる
その度に視線の注がれていた尻尾を丸めて、タヌキはマルコを探しにいく
結局マルコが1番丁寧で分かりやすい
ここ何日かでわかったことはタヌキは馬鹿ではないと言うこと
一度言えば守るし、頼んだ仕事も2度言わせない
年わりにしっかりしたやつだと、マルコは感心していた
爪の垢を煎じてどっかの馬鹿に飲ませてやりたい
「おーい、タヌキどこだー!!」
噂をすれば影
やっと末っ子から脱したと思ったエースは、タヌキを可愛がりたいらしい
タヌキの本当の年齢がわかって、驚くのはまだ先の話