ハゴロモサン×ト×ドロボウサン
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クロロはそのままはホテルにはもどらず、街の中心のデパートへとタヌキを連れてきた
「お待ちしておりました、ツェツィーリエ様」
「あぁ、いつもありがとう
頼むよ」
『つぇ…?
???、何か買うの?』
「お前の日用品だ
服もないと困るだろう」
『あっ、たしかに』
「適当に見繕ってください」
クロロがにこやかに伝えるとお任せください!と店員は頬を染めた
クロロは待ってると併設されたカフェへと入っていった
タヌキは店員に連れられ買い物をしたが、薦められたのはどれも目が眩みそうなものばかりだった
下着でそんな輝かせる必要ってある?
『1番安くてシンプルのでいいです』
もったいないだなんだといわれたが、そもそもお金を払うのは自分じゃない
奢ってもらう分際で…世話にもなってるし
って、クロロの我儘で飼われてるんだけど
モヤモヤは募るが、結局普通の落ち着くデザインに決めた
…何百年経ってもこういう日本人っぽいところが抜けないんだよなぁ
クロロの元へ戻ろう
「もう終わったのか?」
『やっと、終わったの』
店員のお姉さんのパワーすごかったんだから
クロロは後ろにいた店員さんを呼びつけ、荷物を差した
「このホテルに届けてください」
いつの間にか会計も終わっていたみたいで、すたすたとクロロは帰り始める
タヌキも慌てて店員さんにお礼を言うとクロロを追いかける
『ありがとう、クロロ』
助かった
今まで色んな女性にプレゼントを送ってきた
タヌキに買った日用品など可愛く思える金額だ
が、こんなに素直にお礼を言われたのは初めてだ
「いつもそれくらい素直だと助かる」
『お金はいつか返す』
「気にするな」
『でも』
「2度も言わせるな」
クロロに無理矢理会話を終わらされたタヌキは、最後にもう一度クロロにお礼を言う
『本当にありがとう』
しまったはずのタヌキの尻尾が揺れた気がした