ハゴロモサン×ト×ドロボウサン
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「じゃーねー子猫ちゃん」
せっかく名前を教えたというのに、また猫扱いされたタヌキの機嫌は悪くなり、尻尾が不機嫌そうにゆらゆら揺れる
「タヌキ、尻尾は仕舞え」
『やっぱり尻尾ダメ?』
「駄目だな」
『残念』
面倒くさいが仕方ないか
シュルシュルと尻尾を仕舞い、クロロの後ろについていく
「あまり自分のことペラペラ話すものじゃない」
まさかクロロに注意されると思わなかった
しかし尻尾を見られてしまっては言い訳する方が面倒である
「クロロも聞きたがってたのに?」
「いいか、今のお前の飼い主は俺だ
誰にでも尻尾を振るな」
『………』
…なかなか、横暴な飼い主に捕まったものである
しかし、手は上げないしご飯やお風呂もくれる
多少の我儘は目を瞑るか
「返事は?」
『…したくない』
だが、猫扱いだけは許せない
この世界ではこれが標準なのかもしれないし…とりあえずクロロの元で世話になろう
この世界でも普通とはかけ離れたところにいるクロロ
タヌキが完全に間違った判断をしたことに、気づくのはもっとずっと先