白ひげのところに落ちてたら
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『おやかた…?』
タヌキが落ちたのはパ○ーの腕の中ではなく、親方の手のひらの中
「グララララ、こりゃおもしれぇお客人だ」
グランドラインで世界最強の海賊団の船モビー・ディック号に尻尾をきっちり九本はやした少女がふわりと舞い降りてきた
そして、どこをとっても怪しいタヌキを世界最強の男は笑って迎え入れたのだった
“くきゅるるるる”
「なんだ、腹減ったのか」
『すみません、空きました』
手のひらの中でお腹を鳴らしたタヌキに、白ひげは近くにいたマルコを呼びつけた
「マルコ、こいつになんか食わしてやれ」
「しかしよぉ、親父…」
「グララララ、心配することはねぇさ
こいつが何かしたところでやられるほど俺はなまっちゃいねぇ」
「親父がする前に、誰かがやるだろぃ」
タヌキがきょろきょろと周りを見渡すと、自分たちを取り囲む大勢の屈強な男たち
うわぁすごっと思わず声を漏らすタヌキに戦意を感じない
それはそれでどうなんだとマルコは思いつつ、自分の親父の言うことが最もだとした
『おっ、おいしいです!!』
出された料理を何の迷いもなく食べ嬉しそうにぱたぱたと尻尾をふる
作ったサッチも、こうも喜んでくれるタヌキに嬉しくなった
「そうか!まだまだあるぞ、食え食え!!」
目を好奇心で満たした末っ子が飛びかかるタイミングを見計らっているのを横目で見て、マルコはハァとため息を漏らした
こうして白ひげ海賊団で狐を1匹飼うことが決まった