ハゴロモサン×ト×ドロボウサン
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『いただきます!』
だされた料理を疑おうともせず、パクパクと食べるタヌキ
「お前は…自分が捕らわれているとわかっているのか?」
ついででしまったクロロの言葉にタヌキは分かりやすくハッとした
「忘れてたのか」
ぴたり
クロロと目があってもタヌキは目を離さなかった
『貴方ならこんなまどろっこしいことしない』
「ほぉ、随分俺のことを知ってる風だな」
『…貴方のことは知らないけど
私もそうだったから…』
同じ匂いがする
『必要なら利用して邪魔なら排除する
そうやって上に立ってきた』
貴方も私も…
タヌキに確かに放たれる闇のオーラに、一気にクロロの興味が惹かれ口角が上がる
部屋中が、タヌキの畏に満ちる
タヌキの意思とは関係なしに、羽衣狐の闇は幾人も魅了し引き摺り込んできた
『なーんて』
へへっと笑ったタヌキは残ったご飯をきれいに食べきった
クロロがタヌキの力を垣間見たはじめて瞬間だった