ハゴロモサン×ト×ドロボウサン
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目を開けるとそこは
宝の山の上でした…?
ん…?
…どういう状況?
少し落ち着いて周りを見渡すと、ここは多分廃墟だ
ひび割れた壁に枠しかない窓、自分の下には宝の山…そして向かいの瓦礫の上かから何人かの怪しい集団がこちらを見ている
こちらが目を開いて驚いたように、あちらも驚いた様子で早くも臨戦態勢になっている
…いやだあの人たち絶対只者じゃない、怖い
せっかく新たな一歩を踏み出したのに!
輝かしい新生活が始まると思っていたのに!
初めからクライマックスッ!!
「お前…どこから来たか」
ぶわり殺気に包まれる
たしかに新しい世界が平和なんて一言も言ってなかったかも…
あわあわと自分の中で考えてしまい、しまったと思った時にはもう遅い
一瞬のうちに間合いを詰めてきたマントの男に尻尾がオートで反応し攻撃してしまった
油断していたのか、真横からきた尻尾にマントの男は吹き飛びドォンと瓦礫が崩れる音が鳴り響く
「殺す…」
殺気ダダ漏れでこちらを睨む男
瓦礫に突っ込んで衣服は汚れているが、大したダメージはなさそう
やっぱり只者じゃないんじゃん
「フェイ殺すな、生きたまま捕らえろ」
1番やばそうなオールバックに黒いコートの男が指示を出す
慌てて後ろの開いた窓から逃げ出すと、マントの男も追いかけてくる
その周りにいて尻尾に目を見開いていた男のテノールの高めの声で俺たちもいく?なんて言葉は聞こえなかったことにする