掃除
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「…タヌキ、お前一体何をッ!!」
『?、なにって耳掻き
こっちもやってあげないと汚れちゃうでしょ?』
扉を開けたシャチが大声を出した
タヌキが獣耳の方を掃除していたからだ
タヌキの獣耳はこの前の“風邪騒動”以来見ていないレアなイベントだ
シャチはちゃんと理解していないが、この獣耳も機能はしている
なんなら人間の耳よりも繊細で敏感なのだ
見た目は可愛いけど手入れも大変なんだ
機能は人間のものと変わらないため、尻尾のように利便性はなく閉まってある
いつまでたっても返事をしないシャチに、タヌキは不審な目でシャチを見る
『…シャチ?』
「お、俺にもやらせてくれ!!」
『イヤ』
今度は急にものすごい勢いで詰め寄るシャチに反射的に否定をするタヌキ
そんなタヌキに目に涙を滲ませて、なんでだよぉとタヌキの肩を掴むシャチ
耳かきを断られたくらいで落ち込むシャチに、普通イヤだろと尻尾でシャチをパシリと叩き距離を取りタヌキは追い討ちをかけた
「確かにそうだよな…じゃあ見とくわ」
『は?もっとイヤ』
シャチに熱い視線でみられ、タヌキは早めに耳掃除を切り上げた
ハートの海賊団の戦闘員がそんなんで大丈夫かと心配になった
(ってことがあったんだけど、ねぇローどう思う?ハートの海賊団大丈夫?)
(とりあえず、次からは俺にやらせろ)