Hello!Baby!!
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「かあさまあ!とおさまあ!」
プウプウと音のなる靴を履き効果音付きで走ってくる
ついこの間まで乳飲み子だったのに、今ではやんちゃに駆け回っている
って、同じようなことを前にも思ったな
タヌキは目の前の愛娘を見て頬が緩んだ
去年の約束通り、妹が誕生日した
ローとタヌキの娘だ
タヌキに目元も似てるし鼻筋も似てる
でも耳の形がローそっくりだ
サラサラの黒髪はどちらに似たのかな?
なんてタヌキは思っていた
タヌキ以上に嬉しそうなのは、ローだ
特別差別するようなことはないが、これが男の子と女の子の差かなぁなんてタヌキは思ってしまう
どうしても娘には厳しく出来ないローにタヌキは笑ってしまう
そして、ロー以上にはち切れるほど喜んでいるのは彼女のお兄ちゃんだった
「俺は兄ちゃんだから、守ってやんなきゃいけないんだ!」
産まれる前からずっと自分のことをお兄ちゃんといってしまう始末
お兄ちゃんだからはもう彼の口癖になってしまった
ローもタヌキもそんなこと教えてないのに、どこかの絵本にでも影響されたのか
ペンギンにつけてもらってる手合わせも、日に日にやる気を増している
妹ができてまた大きくなった“お兄ちゃん”の背中を見ていると、何やら船内が騒がしくなった
「本当に全部探したのか!!??」
「船中全部ひっくり返したよ!」
「ないっ!!
ここにあった悪魔の実が!」
どうやら先日手に入れた悪魔の実が見当たらないようだった
またベポかシャチあたりが変なところに置いたんじゃないかと、ローとタヌキは腰を上げた
「あっ、そこにあったフルーツならチビちゃんがデザートに食べてたけど」
「あいっ!!」
そうベポが言い目の前の愛娘が頷いた瞬間、ローもタヌキも驚きのあまり顔を見合わせた
「わっ大変だ!キャプテン!!
チビちゃんに尻尾が生えてきちゃった!!」
「「「「「まじかよ!!??」」」」」
これはトラブルメーカーな愛娘に振り回されるハートの海賊団の始まりの物語…
Oh. baby…君たちは自由だ!でもやんちゃはほどほどに